昭和二十六年十二月十一日  『御教え集』五号 (4) 

御伺い 昨年一月入信の者でございます。銃猟が趣味で、毎年冬の山野を歩くのを楽しみといたしております。一二月一日、三連発の猟銃の回転が悪いので、実弾(散発三〇〇発入り)をこめて、安全装置をして、「いろり」の側で調べておりましたが、銃口を上にして一、二回下に突いてみましたが、具合が悪いので、銃口に左の手をあて力を入れて下に突きました瞬間、弾が爆発して手の平をつらぬき、屋根裏をぶち抜き、飛び散りました。傷は手の平に一寸、手の甲は二寸ほど砕けて口を開けて、白い筋のようなものが飛び出し、勿論骨は砕けたものと思われます。御浄霊をいただきまして経過は良くさせていただいております。今後の御浄霊につき御垂示のほどお願い申し上げます。

御垂示 これは驚いたな。信仰に入っていて、そんな殺生するなんてとんでもない。だから、神様のお気づけですよ。まあ、なんですね……こういう狩猟するのは、信仰止めてやるか、信仰に入っている以上は、絶対にやっちゃいけないですね。やっぱり、こういう殺生すると、必ず祟って、ろくなことはないですよ。これは、止めろという神様がされたことだから、非常に結構ですよ。良くお礼を言って良い。それで、これを止めないと、今度はもういっそうひどいのになります。これでもか、これでもかとなりますよ。これで止めて、良くお詫びして、これからできるだけ人を助けるんですね。そうして、その鳥を殺生した罪を、それによって償ってもらう。そうするのが一番良いです。それから、御浄霊は自分でやっても良いですから、あとは良くお詫びするんだ。これからはもうしない。そういうことは絶対にしないということをお誓いするんです。それが根本ですよ、そうしないと、またなにかありますよ、だから非常に結構です。

「『御教え集』五号、岡田茂吉全集講話篇第五巻」 昭和26年12月11日