昭和二十六年十二月八日 『御垂示録』五号 (9)

〔 質問者 〕台風の中心が三田尻を通り、周囲はひどいのに、無風状態だったそうです。

 中心は無風ですね。空虚ですからね。
  

〔 質問者 〕青空が見え、目のようにまん丸く見え、その中に月と星が見えましたそうです。

 はっきりしているな。
  

〔 質問者 〕中心が龍神の目になるので。

 そうじゃない。つまり、こう巻いてますが、巻くということは、中がガランドウでなければできない。中があったら巻きゃしない。車と同じですね。車がまわっても、心棒はまわりゃしない。あの理屈ですよ。目と同じですよ。まわりながらいくんですからね。つまり、龍神が巻いて、掃除するんです。だから濁りの多い所からやるんです。それで、空虚の……中心がひどいんです。それで、だんだんまわりに行くほど弱いんです。

 たいてい、低気圧は南方の海のほうから出ますがね。
  

〔 質問者 〕鉱山が中心でございました。

 そこの所は曇りがひどかったんだ。それから、曇りがひどいと言っても、そこに曇りが発生したんじゃない。他の曇りがそこに移動して、それを払うということが始終ある。だから、そこが風がひどかったから、曇りが多かったということは言えない。山とか鉱山というのは、そんなにあるはずがない。かえって都会のほうが多いです。ところが、都会をやると、いろんな物が壊れたりして、せっかくの神様の経綸を疵つけるから、人民の希薄な所に寄せつける。それで、その土地土地をやるというやり方をやってます。だから、海上がひどいですが、なにも……海上に曇りが……ということはない。あれは、陸上の曇りが行って、やるんですからね。
  

〔 質問者 〕そういう場合、信者と未信者の違いがはっきり分かります。

 そうです。霊界は違いますからね。

「『御垂示録』五号、19511225、19511208、岡田茂吉全集講話篇第四巻」 昭和26年12月08日