昭和二十六年十二月八日 『御垂示録』五号 (20)

〔 質問者 〕二女を分娩してより、腰がふらつき、お腹の力が抜け、歩行困難となり、一年間薬と注射をしましたが、医者にかかっていながら悪くなり。

【 明主様 】医者にかかっていながら悪くなると、よく言うが、かかっているから悪くなるんです。

  

〔 質問者 〕大浄化で、ぜんぜん腰が立たなくなり、その家の二七日の例祭をさせていただき、その後で、私が浄霊していると眠くなり、一〇分ほど寝ましたが、夢で紙包みの上に木龍が憑いてます、と書いた紙を差し出し、そこで目が醒め、病人に言いますと、病気になるまで、夢で蛇がものすごく追いかけてきて、最後に自分の身体に憑いてから、夢はぜんぜん見ませんそうです。父は大工をしており、天狗が憑いているという欅の木を切り。

【 明主様 】御神木だね。

  

〔 質問者 〕その前後ではないかとのことでございます。二階に父の弟がおり、夫婦が休むときはなんともないが、一人になるとなにかに締められるようになるそうでございます。

【 明主様 】それは木龍だね。まったくそれが祟っている。欅の木にくっついていて、居所がなくなったので憑いた。庭はありますか。

  

〔 質問者 〕ありません。

【 明主様 】ちょっとした空き地はないですか。そこに欅の木を植えて……お腹に憑いている木龍に対して、つい知らずにいままでたいへんあなたに苦しい思いをさせた。お詫びするから勘弁してくれ。その代わり居所として欅の木を植えたから、それに憑いてくださいと頼むんだ。

  

〔 質問者 〕乳の下を紐で締められるそうでございます。

【 明主様 】それは、蛇に締められた。いまのようにすると解決します。

  

〔 質問者 〕お供えものは。

【 明主様 】 簡単なもので良いですよ。魚はいらないから……野菜でね。

  

〔 質問者 〕そのとき、式はなにかいたしますので。

【 明主様 】いやいやそんなことはいらない。

  

〔 質問者 〕善言讃詞は。

【 明主様 】無論、善言讃詞は奏げて良い。そのくらい憑いていると、やっぱり霊がくっついているので、すぐには行かれないが、だんだん離れます。

「『御垂示録』五号、岡田茂吉全集講話篇第四巻」 昭和26年12月08日