昭和二十六年十二月八日  『御教え集』五号 (2) 

御伺い S・N(四六歳)一〇年前子宮外妊娠にて開腹手術を行ないました。本年九月腹膜炎の症状となり、医診を受けましたところ、子宮筋腫ならびに結核性腹膜炎で手術不可能と言われ、ペニシリン、ストレプトマイシン四〇本を打ってみるより方法なしとのことで、不安になり、御浄霊でとおすがりいたし、今日に至っております。なお、五年ほど前に一度御守り様をお受けいたしましたが、一時的で信仰より遠ざかっておりましたが、九月に改めて入信いたし御浄霊をさせていただいております。腹膜は、御守護いただき一カ月ほどで治りました。その後一カ月、一一月中旬より腹部がしだいに腫れてまいり、下旬には乳下から下腹部まで、指で押してもへこまぬほどに固く大きく腫れましたが、そのころからやや排除が始まり、下痢と下りものが続き、腹部も柔らかくなりました。現在はガスを非常に出しており、下痢と下りものは前ほどでないようでございます。食欲はありますが、胸部の圧迫感のため一日三杯足らずです。苦痛は、胸と腹部の圧迫感、横腹の吊れるような痛み、浮腫みのための足のだるさなどでございます。右につき御浄霊の要点を御教示お願い申し上げます。

御垂示 これは腎臓ですよ。腎臓萎縮ですね。だから、腎臓部に固まりがあるから、そこを精密に浄霊して、次はお腹ですね。そうすれば治るわけですがね。それだけのものですね。力をできるだけ抜いてやれば、腎臓も良く溶けますからね。

「『御教え集』五号、岡田茂吉全集講話篇第五巻」 昭和26年12月08日