昭和二十六年十二月八日 『御垂示録』五号 (18)

〔 質問者 〕仏壇に善言讃詞はいけないと御教えいただいておりますが、信者さんでなにか仏さんに奏げたいと言うのでございますが。

 善言讃詞はいけないですね。幽世大神……それをやっているでしょう。それで良いです。
  

〔 質問者 〕御屏風観音様御奉斎のときに善言讃詞は。

 いかんですよ。つまり、神様と祖霊と同じにすることがいけないんですよ。祖霊のほうがずっと下だからね。その区別を著しくしなければならない。同じ扱いでは御無礼と言うよりも、祖霊が苦しむんです。御讃歌で、あとはかまわない。
  

〔 質問者 〕命日には。

 命日にもいろいろあります。新しい仏の命日と、古い仏の命日と違いますからね。少したくさん祖霊があったら、毎日命日があるということになる。ただ、法事というのがありますが、そのときのは善言讃詞を奏げて良いですよ。

  

〔 質問者 〕未信者で、御魂をいただき、御屏風観音様をいただけないという者で。

 だけども、まあ信者だね。だから、いつも……幽世大神に御讃歌で良いです。
  

〔 質問者 〕御屏風観音様を初めていただき、光明如来様はお祀りしておりませんが、御魂鎮めの形式は。

 良いですよ……初めてのときはね。

「『御垂示録』五号、岡田茂吉全集講話篇第四巻」 昭和26年12月08日