御伺い 私の兄J(三二歳)本年六月ごろは、浄霊または御神殿に行くのを嫌い、その節お伺い申し上げ、祝詞を奏げて浄霊するようと御垂示を賜り、御浄霊をいただき御神殿に休ませていただけるようになりました。現在は便所に行くにも心臓が苦しく一、二回休んで行くような状態でございます。左側延髄より頭にかけて痺れ、前頭部を針で刺すように痛み、目の前が暗くなってまいりますが、動かねばなんともなく、また鳩尾の所に玉のようなものができるとたいへん苦しく、食物がつかえ、特に油気の多いものを食べると、心臓が苦しくなります。絶えず左乳の所がひどく脈を打ち、顔色悪く体は冷たいほうです。兄は一八歳のときに後頭部を強く打ち、兵隊のとき、内地で心臓部に予防注射を打ったこともあり、二一年八月、心臓性喘息で御浄霊いただき一カ月ほどで良くなり、その後家族全部入信させていただき、大光明如来様、御屏風観音様を御奉斎。二三年に疥癬の御浄化をやり、家中で兄が一番ひどくできましたが、一〇カ月ほどで全快させていただきました。そのころ、皇大神宮、熱田神宮を始め、家中の御本尊などをまとめて、お供えものをし、善言讃詞をお奏げして、氏神へ収めました。その中に一〇年前、父が病気中お迎えした何神様か分からぬものがあり、稲荷さんではなかったかと思われます。先祖代々の位牌も作り、面識のあるものは、別々にして古いのは焼きました。父親の父が胃病で死病しておりますが、位牌は別になっておりません。兄弟の分は一つの位牌に二人の名前を書いております。右は霊的関係の御浄化でございましょうか。また御浄霊の急所を御垂示賜りたくお願い申し上げます。
御垂示 体は冷たい……これは霊だな。心臓が苦しいのは、この辺に薬毒が固まっているんです。押してご覧なさい……左の肋骨ですね。痛い所がありますからね。それから熱い所があるですね。そこに薬毒があるんだから、それを溶かせば良い。そうすれば、心臓が苦しいのは治ります。延髄より頭にかけて痺れ……これはやっぱり薬毒ですね。これも浄霊すると治ります。玉のような……これは霊ですね。やはり狐の霊ですよ。これは、稲荷の御神体やなにかを処理した……そのためらしいね。兄は……注射の薬毒が固まっているんです。
延髄から、内出血もありますね。内出血が固まっている。それと薬毒と両方ですね。予防注射……それですね。心臓の息切れ……そのために喘息が起ったんですね。治りますよ。少し気長にやるとね。それでやはり、狐や……霊や……なにかが憑るということは、薬毒のためですからね。それが溶けてくるに従って、入れなくなる。これはたいした狐じゃないです。他には別に霊的関係はありませんよ。いま言った通りやると、日の経つに従って良くなりますよ。