昭和二十六年十二月六日  『御教え集』五号 (1) 

御伺い T・H(四歳)教師の孫でございますが、先月二八日より食欲が減退し、排泄も少なく、熱もふつうより低く、特に足は冷たく、たいへんにむずかります。毎日御浄霊いたしておりますが、あまり変化がありません。この子はふだんより御浄霊を嫌い、特にこのたびの御浄化をいただきましてよりは、むずかって浄霊を受けるのをたいへん厭がります。御浄霊の箇所および浄霊を嫌う理由を御垂示お願い申し上げます。

御垂示 これは霊ですね。死霊が憑っているんですね。前頭部を主にして浄霊して、できるだけ……善言讃詞だとか御神書を読んで聞かせるんです。なにか、死霊で要求があるんですね。あるいは、無縁かもしれないですね。祀ってもらいたいためにね。そうしてやっているうちに救われていくから、病気が治っていきます。これは浄化じゃないですね。これで見るのが一番早いですね。熱が出るですね……これは浄化と思って良い。霊でも熱が出ますが、ぜんぜん熱が出ないのは憑霊と思って間違いない。そうして、こういう病人は光明如来様の前に寝かせるようにして、良くお願いするんです。

「『御教え集』五号、岡田茂吉全集講話篇第五巻p204」 昭和26年12月06日