昭和二十六年十二月六日 『御垂示録』五号 (1)

〔 質問者 〕肺結核で、発声不能の者ですが、K・Mと申しますが。

 変わった名前だね。元両替屋かなにかしたのかな。
  

〔 質問者 〕夢を見ましたのでございますが、私が明主様の御案内をしてお着きになられヘチマの種をくださり、腕をお出しになられて、Kにお見せになりましたそうで、お腕に皮膚がない所が三、四寸ほどあり、肉が見えているようで、ここを撫でてご覧とおおせられ、撫でさせていただきましたところ一、二寸に縮んだそうです。そして、ワシも人間だから、ここまでしかできないんだ。しかしこれからは神になるんで、これからは良いんだ、とおおせられ、そこで目が覚めました。またお腹がすいたから中食を食べさせてくれ、とのことで、天井裏のような所に用意してあったので、それをお出し申し上げますと、それを召し上がられて、非常にお喜びになられ、そこで目が醒めました。

 また車のような物があって、それをまわしてご覧とのことに、まわしておりますと疲れてき、ワシを手の上に乗せてご覧とおおせられますので、お乗せいたしますと、楽にまわるようになりました。すると、パッと蓮の花が出て、明主様のお姿が観音様のお姿になられましたそうです。なお、主人が夢を見ていたころに、奥さんも夢を見ましたそうです。それは、主人が死んで棺の中に入れているところだそうでございます。光明如来様をお迎えさせていただきたいということでございますので、お祀りをするしないは、明主様にお伺い申し上げてから決めると言ってまいりましたが……本人はこのことにより、非常に感激し、熱心になっております。

 する、しないと言うのは、おかしいじゃないか。一刻も早くしなければならない。そんなことは私に聞くなんて、おかしい。
  

〔 質問者 〕重病の場合に、早くいただいては。

 本人の希望なら良い。霊界で救われるからね。ただ、重病でいけないと言うのは、奉斎すると治るという、治るために奉斎するというのは、いけないんです。いまの場合は本人が、信仰に対する理解ができているから、霊を救うという意味で、早くやったほうが良いです。病気のほうは。
  

〔 質問者 〕衰弱が加わっており、脈拍が早いのに。

 霊です。夢は、私のいままでの経路です。それに、その人の関係があるのでたいしたものではない。
  

〔 質問者 〕本日のお伺いの、稲荷を川に流した場合には、どこで稲荷の神体をもらってきて祀ったらよろしいのでございましょうか。

 御神体は書けば良い。霊だから……別に川から持ってこなくても、新しくこしらえれば良い。名前は分かってるでしょう。本人が知っているでしょう。あなたが、聞いて書いたら良い。それで良いでしょう。

「『御垂示録』五号、19511225、19511206、岡田茂吉全集講話篇第四巻p356」 昭和26年12月06日