〔 質問者 〕天津祝詞を奏げますと、観音さんの右向きの半面を拝し、二、三カ月続き、その後墨染めの衣を着た坊さんが杖をつき、晩秋のようなさみしさで、それが二カ月続きました。なんのお知らせでございましょうか。
そうですね。年寄りの坊さんでしょう。坊さんが観音さんを信仰していた。それで、観音さんが救ってやりたいというので……坊さんが救われないんだ。そこで、観音さんとしては、いくら信仰しても救う力がないから連れてきた。やっぱり、めちゃくちゃに来ることはできない。観音さんが先に来て導いて、それから坊さんが来て……祖先の一員で……これから救われるんだね。
「『御垂示録』五号、岡田茂吉全集講話篇第四巻」 昭和26年12月01日