昭和二十六年十二月一日 『御垂示録』五号 (4)

〔 質問者 〕信者で、所持している観音様の画像でございますが……昨晩のでございます。

 あれはいけませんよ。
  

〔 質問者 〕信者として、仏壇に入っているような小さいのと、床の間の大きいのと、茶掛にしたのとの、取り扱いにつきまして。

 値打ちのあるものなら良い。それが……くだらないのは処分したほうが……焼いたほうが良いです。例えてみれば、贋物みたいな物はかえって御無礼です。夕べのは贋物ですからね。そうでなく本当に良い物は、取っておいて、しかるべく扱ったほうが良い。私が見てあげます。
  

〔 質問者 〕筆者は……現代の作者でございますが。

 でき具合がありますからね。ていねいと、いい加減に書いたのと……とにかく全部持ってきてご覧なさい。見てあげます。
  

〔 質問者 〕支那の大同の石の観音さんを写真にして持っておりますが。

 石仏にもたくさんありますがね。良い悪いがいろいろあります。それは、額にしても、なににしても良いが、神様の部屋はいけませんよ。他ならね。仏にも、姿で位がありますからね。見てあげます。