昭和二十六年十二月一日 『御垂示録』五号 (10)

〔 質問者 〕ハワイの信者よりの質問で、知り合いの娘が初めてのお産で入院し、早く出るようにと、出口を切り、後で縫ったそうです。

 お腹じゃないんですね。
  

〔 質問者 〕出口だそうでございます。

 膣を切るんでしょう。日本でも、よくやりますよ。
  

〔 質問者 〕痛いと言うので、ガスをかけたところ、全身硬直し丸太ん棒のようになり他の病院に移されましたが、注射もなにもしてないそうです。祝詞、善言讃詞を奏げたところ、硬直しておりますが、目から涙を流し、お母さんは丈夫ですよ、と言うと泣き、それから依然として硬直し、一カ月経ち、手足も曲がったような、ゆがんだようであったのが、柔らかくなり、指も柔らかくなり、現在は、鼻から管を入れて流動物を入れているようで、それで息が繋がっているそうです。いかがなものでございましょうか。

 それは、霊憑りじゃないですよ。なにか、おかしなことをしたんです。そのためです。薬か、注射か神経の一番肝腎なところに疵つけたんですね。そうすると硬直しますからね。医学の被害者ですね。
  

〔 質問者 〕続けないほうがよろしゅうございましょうか。

 霊は救うから結構ですよ。浄霊はやったほうが良いですね。それでもね……病気とかなんとかいうんじゃないから、絶望とは言えませんね。だけど、こっちでやったんじゃないから、はっきり見当つきませんがね。

「『御垂示録』五号、岡田茂吉全集講話篇第四巻」 昭和26年12月01日