御伺い 二四歳の男子。昨年一月に下腹部の苦痛と尿の濁りに、驚いて医者にかかり、尿道炎とのことでペニシリン一〇本、ダイアジン三〇本を注射しましたがなんの効果なく、八月には睾丸結核で、右を手術にて取り去りましたが変化なく、他の医師に診てもらいましたところ、右腎臓結核ゆえ、至急手術せよと言われ、一二月手術しましたが、なおはっきりせず、今年一月には両肺浸潤と言われ、以後気胸を左肺に行なってまいりましたが、三月ごろより猛烈に尿道が痛み、まったく不眠状態となりましたので、またペニシリン四〇本を打ち、レントゲンで焼き固めてまいりましたが、依然として痛みは取れず、九月には医者も全快不能と言い、死を待つばかりでしたが、一一月にお道を知り、九死に一生を念じつつ御浄霊をいただきましたところ、一〇日目ごろより猛烈な下痢の御浄化をいただき、激痛はほとんどなくなりました。しかし、尿は二〇分に一回ずつございますが、完全なる体になるとは思われませんが、今後いかなる方法をさせていただきましたら、よろしゅうございましょうか。
御垂示 全快不能と……これがおかしいんですね。全快不能にしたんですからね……御自分がね。ほったらかしておけば、ちゃんと治っちゃうのを、一生懸命に病気保存法をやったわけですね。実に……これをどうしても知らしてやらないと、人間はかわいそうですよ。いかなる方法って、つまり浄霊ですね。これは、睾丸結核なんて、これは間違いらしいね。というのは、手術にて方法なく……と言うんですからね。もし、それが病気の原因なら良くならなければならない。それが、変化なく……と言うんだから、誤診だったわけですね。右腎臓結核……これも誤診ですね。というのは、手術をしても、なおはっきりせず……と言うんだからね。両肺浸潤……これは本当でしょう。肺浸潤というのは、さっきも言った通り結構なものですから、ほったらかしておくと良い。これは薬毒ですよ。小便に薬毒が混じって尿道を荒らす、そこに小便がしみますから、それで痛む。痛みは取れず……見当が違いますからね。全快不能……実に罪悪ですね。これはなんでもないのを、だんだんやって命まで奪うんですからね。実にたいへんな、恐るべきものですね。この人のは、たいした病気はないんです。これは、医者がつくったんです。つくったというのは、レントゲンが……薬毒が一番ですね。まだ、年も若いしするから、まあ……仕事ができるくらいにまでは治るでしょう。しかし、その間浄化がありますから……しかし若いからたいしたことはないです。咳だとか下痢だとか、それから濃い小便だとか、そんな程度ですから。そう悲観することはありませんね。実際、お医者がさんざん壊したのをこっちで修繕するんだからね。うんと金を使って壊してもらうんだから、これほど愚かな、悲惨な話はないですね。