今度、おもしろい報告があったんですがね。狐の霊ですね。つまり、狐霊が薬毒を教えたんですよ。ですから、人間よりも……いまの現代科学者よりも、狐霊のほうがずっと偉いですね。
(御論文「狐霊でさえ薬毒の害を知ってる」およびお蔭話朗読)〔「著述篇」補巻二、四〇八-四一一頁〕
これは、狐霊ばかりじゃないんですが、その人を殺そうとする場合に……他の祖霊でも同じですが、むやみに薬を服ませようとする。だから、薬という……ああいう邪霊の良い道具なんです。こういうことが解ったらたいへんなことになりますがね。学校教育を受けて、立派なお医者さんになったところが、実は狐霊の仕事を手伝っているというわけです。それが進歩した科学というんですから、実際なにがなんだか解らないようになる。
それから、先月私が京都に行ったとき、あの辺の神社の神様……四十幾柱という神様が懸ってきて明主様にこうこういうことをお願いしたいとか、お礼をしたいとか……そんなような、それぞれの頼みで……これは本当のものなんです。これは霊界のことだから気がつかないけれども、仮に私がどこかに行くときは、信者が騒ぐどころでない。霊界で神様が騒ぐほうがずっと多い。その辺の神様がお蔭をいただこうと集まってくる。中には軽い気持ちでやってきたりして……驚いて、それから一生懸命お手伝いをするという神様もたくさんある。だから、そういった……霊界に対する仕事のほうがずっと多いくらいですね。その記録が精しく書いてあるんですが二、三回くらいに、それを聞かせることができるでしょう。
「『御教え集』四号、岡田茂吉全集講話篇第五巻」 昭和26年11月25日