BCG問題ですけれども、あれについて二、三日前の『時事新報』におもしろい記事が出ていたので、それを添えて書いてあります。
(御論文「BCG問題」朗読)〔「著述篇」第九巻五六四-五六五頁〕
こういうことは、ちょいちょいあるんですがね。どうも、こういうことは医学は気にかけないですね。医学なんかに始終捉われていると、頭が変になるんですね。ふつうの判断がつかないんですね。つまり、小さいことでこれだけの大きいことを抹殺してしまうんですね。まあ、精神異状とも……やっぱり一つの迷信ですね。つまり、根本は迷信なんです。だから、迷信者が迷信でない者を見れば、迷信に見えるんですね。そういうふうに考えれば良く解るんだがね。それについて、「無神迷信」というのを書いたんですがね。つまり、無神者の迷信ですね。これはちょうど時局の問題に結びついたんで、良く解るだろうと思いますがね。
(御論文「無神迷信」朗読)〔「著述篇」第九巻五九七-六〇〇頁〕
「『御教え集』四号、岡田茂吉全集講話篇第五巻」 昭和26年11月21日