御教え 今日は病気の質問がないですから、さっそく論文のほうを読ませます。
神懸り……霊憑りですね。あれがときどき……やはり弊害があるんです。で、そうかと言って、絶対に止めるわけにもいかないですね。あのために良いこともあるんですから……そこの見別けですね。これができれば結構なんです。従って、それについて、どういうのが本当で、どういうのが嘘だ。ということを、できるだけ解りやすく書いたんです。それを読ませます。
それで、おもしろい話があるんですが、先月私が京都に行ったとき、京都のある婦人が霊憑りになった、神懸りになったんですね。それが、京都付近の神社……たいてい産土さんですが、神さん一人一人が来られた。四十幾柱というんですがね。それで、今度私があっちに行くについて、いろんな頼みですね。つまり、頼みといったところで、別にたいして変わったことではなくて、まあ……御守護してもらいたいとかね。私に感謝してもらいたいという……そのような意味ですが、とにかくおもしろいと思いますね。ということと、私が旅行なら旅行するとき、人間ばかりでなく、付近の神様が喜んで、みんな集まってくるんですよ。そういうことは、はっきり解るんですよ。今日はその原稿を持ってこないから、今度の『栄光』に出すつもりですが、二回か三回になるでしょう。
(御論文「霊憑りに就て」朗読)〔「著述篇」第九巻五八七-五九一頁〕
「『御教え集』四号、岡田茂吉全集講話篇第五巻p172」 昭和26年11月21日