御伺い Y・I(二八歳)昭和一九年入信後嫁入りいたし、四年間ほど御面会もいただきませんでした。一昨年女児を産みましたが、子供はメレナで死亡し、本人は産後が悪く四〇日間床についておりましたが、母親や近所の信者さんが御浄霊させていただき全快いたしました。本年また妊娠し、至極丈夫でしたが本月五、六日ごろより少々脚に浮腫みがき、九日にお産いたしましたが、ごく軽くすみ、下りものは少しもありませんでしたが、すぐに脚がひどく浮腫んで(主に左足)翌日に紅く膨れ上がり、痛み激しくその翌日は「火ブクレ」のようになり、たちまちくずれてほうぼうが、赤、黒、白などに色どられ、ちょうど火傷のくずれのようになり、その傷口から水がたくさん出ております。医師も原因不明と言い、ペニシリンを打って帰りました。産婆も初めてだとのことです。私は四日目に迎えに来られて出張いたし「これは霊的でしょう」と申しますと、産婦は、自分の枕元に髯ボーボーの老人が立ちスーッと脚のほうにまわって、悪いほうの足を持ち上げるようにしたそうです。近所の老人に聞きますと、その家は三代目で、先々代がつぶれ屋敷を買って建てたものだが、前の家の隅に掘立小屋を作り、一人の老人が住んでおり、脚が悪く杖にすがって歩いていたが、いつの間にかどこかへ行ってしまったとの話です。たぶん癩病だったのではないかと思われます。三回ほど御浄霊をさせていただきますとたいへん楽になりました。右は癩病になってしまったのでしょうか。それとも、一時的でじき治していただけますものでしょうか。なお、その家の娘も嫁入りしてお産しますと、急に頭髪が抜けて一時はツルツルになりましたが、ほおっておいて、近ごろは生えてまいりました。
御垂示 これは、入信後四年間御無沙汰したということのために、御守護がなかったんですね。それで、メレナで死んだということが、そういうわけですね。四〇日間……これもそうだ。御浄霊で治った……これは結構だ。脚に浮腫み……これは妊娠腎ですからなんでもないですがね。軽くすみ、下りものがなかったのがいけない。これがおかしいですね。ふつう、うんと下りなければならないが、下りないために、足が浮腫んだんですね。古血ですね。翌日は紅く……というのは、古血が出なかったために、足にいった。出ないということが少しおかしいんですがね。これが、あるいはじいさんですね。じいさんの霊が憑ったかもしれない。というのは、お産をしたあとは、非常に霊が憑りやすい。貧血するためにね。だから、産後おかしくなるのがありますが、そのためです。出るべき血が出なかったので足に来た。色どられ……ちょうど癩病のようだね。じいさんの霊も障ってますがね。足のほうから……これは救われたいんだね。これは心配ないです。なんでもない。癩病になりっこないから心配ない。癩病なんて、そういうことでなるものではない。癩病の霊が憑るとそうなることがありますが、一時的なもので、長くなるものではないから心配ない。ここは、光明如来様はまだでしょうね。
御伺い まだでございます。
御垂示 光明如来様をお祀りして、屏風観音さんもそうですが、じいさんですね。この霊を救ってやるんです。光明如来様をお祀りすることと、お嫁さんができるだけ、御神書を読むことですね。それで良いですね。それで、ときどき月に一遍くらいは中教会……支部に行かなければならない。それで、できたら一年に一回か二回は本部に……ここに来なければいけない。たいしたことはない。他人の霊ですからね。すっかり解決つきます。