昭和二十六年十一月十八日  『御教え集』四号 (2) 

御伺い 昭和二十三、四年と二回右頸部淋巴線が腫れ、二度手術を受けました。ところが昨年舌癌とのことでまた手術をし、その後一四回ほどレントゲンをかけましたが、また首が腫れ、本年二月と七月前後五回にわたり手術をいたしました。たびたび手術をいたしても思わしくなく困っておりましたところ、知人からお道のお話をお聞きし、本年七月、私と二人入信し浄霊をいただきまして今日に至っております。八月からまた、耳下腺および顎下淋巴腺大小四個腫れてまいり、首が締めつけられるような圧迫感を覚えます。手術の折、右唾液腺を切除したとのことで、夜分など、口の中が火傷したときのようにヒリヒリいたします。いまのところ、身体の苦痛はあまりございません。お蔭様で御浄霊をいただきましてよりは、食物の味が判るようになってまいりました。続けて御浄霊をいただいておりますれば、御救いいただけますでございましょうか。子供四人のうち長男、三男は耳が聞こえません。深い因縁に因ることと存じますが、御教えのほどお願い申し上げます。

御垂示 これ(頸部淋巴腺)だ。ここに消毒薬が滲み込んで下にいった。まるで、悪くするように悪くするようにやっているんですよ。これも犠牲者ですね。淋巴腺が腫れても、うっちゃらかしておけば、良い具合に腫れて出て良くなるんですがね。いつも言う通り、ここを手術したら、もうそれで寄らなくなる。お隣りに腫れてくる。舌癌のときの手術……さっき言った通り、ここ(頚部淋巴腺)のが下に滲みていってというのです。レントゲンで固まらないほど浄化が強かったのだから良かったですね。前後五回……これは何回でもやります。五回どころか、一〇回でもなる。また腫れてきますからね。これは大丈夫です。治ります。それだけのものです。医者が薬で作ったんだから、浄霊していれば……薬がなくなればそれで治ってきます。せっかくこしらえた病気を、こっちが取ってあげる。それから、耳が聞こえないのはたいていここ(頸部淋巴腺)に固まりがある。ここに腫れる血統があるんだな。ここを取ると全部治るか、どうか分からないが、たいてい治りますよ。それから延髄ですね。

「『御教え集』四号、岡田茂吉全集講話篇第五巻」 昭和26年11月18日