御伺い I・S(三〇歳)、昭和一六年左湿性肋膜炎に罹り、二年後左肺浸潤を患い、カルシウム注射、漢方薬、縞蛇二〇匹をやり、さらにセファランチン数本を注射し一時小康を得ましたが、二二年(四年後)に再発いたしました。同年三月入信させていただき、数回の御浄霊で元気にさせていただきましたが、その後疥癬、急性腎臓炎の御浄化をいただき、本年三月ごろより衰弱が加わり、食事は茶碗に軽く二杯、一日二食にてときどき吐き気を催し、唾のような苦い液体が出ます。雨の日や寒い日は起きることができません。午後になりますと三十八、九度の発熱があり、常に上半身に微熱がありますが、御浄霊をいただきますと解熱し気分が良くなります。夕刻一キロくらいゆっくり歩いておりますが、わずかな坂でもそうとうに息苦しく感じます。痰はそうとう多量に出て、毎日軽い下痢がございます。また黄色の小便が多量に出ております。発熱時は非常に肩から腎臓の固い所が痛みます。現在三、四日おきに教師の方に御浄霊いただき、自分でもいたしております。御浄霊の急所を御教えのほどお願い申し上げます。
御垂示 これは順調です。いろんな……このために治るものを治さないでおいてあるんですね。これで固めて、浄化が起って、今度は薬毒の浄化も加わったわけです。それから熱が出ると、やっぱり食欲が減って体力が消耗するから、そうとう衰弱は致し方ないですね。ときどき吐き気……というのは薬ですね。結構です。唾のような苦い……これも薬毒です。これは、元肋膜をやったときの、その水……湿性肋膜だからね……それが固まっているんだから、それで肺浸潤をすれば治るんだけれども、肺浸潤も止めちゃったからね。それで治るんだがね。浄霊の箇所は、肋膜の箇所で良い。こうやってみると、固まりがありますよ。背中と横腹の間……胸ですね。そこを押してみて、痛い所があったら……グリグリがあったら……そこを浄霊すれば良い。私も始終やってますが、五〇年くらい前に肋膜をやって、いまもやってますが、だいぶ溶けてきて、非常に具合が良くなっている。これはやっていれば治るから、ちっとも心配いらない。痰になって出るんですから、なにも心配することはありませんよ。それから胸です。胸を押すと痛いですからね。私なんかも、やっぱり痛いです。自分でやってますが、だんだん具合が良くなってくる。いままでに覚えないくらい気持ちが良いです。もっとも五〇年ですからね。五〇年経っても、薬毒というのは固まったきりで、溶けないですからね。