昭和二十六年十一月八日 『御垂示録』四号 (7)

〔 質問者 〕大光明如来様の「大」の字に雨漏りがして。

【 明主様 】それはいけないですね。

 

〔 質問者 〕染み抜きを頼みますと、薬品を使いますが、よろしいので。

【 明主様 】染み抜きもいけません。文字に関係しない……紙なら、経師屋も良いが、文字に関係したらもういけないです。取り替えなければいけない。

 

〔 質問者 〕あとはどのように。

【 明主様 】しまっておきなさい。いや、焼いたほうが良いですね。よくお詫びしてね。やっぱり、なにか間違った点があるんです。

 

〔 質問者 〕祖母が亡くなった日に、結婚式と大光明如来様の御魂祀り<感謝祭>をさせていただき、それを見なければ死なれないと言うので。

【 明主様 】それだね。間違っているからね。ですから、お詫びして焼けば良い。

 

〔 質問者 〕昨日主人が宴会から帰り、大光明如来様を巻いてしまいました。時期を待って、お詫びしてお掛けするように。

【 明主様 】それは、しまっておいて、時期を待つんです。すると、主人公のほうで拝みたいという気が起りますから、それからやれば良い。そういうのはまだ時期が来ない。早過ぎたんです。やっぱり、家に反対者があってはいけない。家中が希望しなければならない。特に主人公が反対ではいけない。

 

〔 質問者 〕ふだんは反対いたしませんが。

【 明主様 】反対しないが、希望しないんだからね。また、副守護神が恐いんだからね。

 

〔 質問者 〕先ほどの大光明如来様は、ただいま支部にお預りしておりますが、お焼きするときはどのようにして。

【 明主様 】だから、お詫びして……御神体をお焼きしますから、どうぞお許し願います、とお断りして、巻いたままで床の間に置いて。

 

〔 質問者 〕火鉢かなにかで。

【 明主様 】庭で良いでしょう。

 

〔 質問者 〕そのときに天津祝詞を。

【 明主様 】いいや、祝詞は奏げなくても良い。