〔 質問者 〕二八歳の女で、自殺しようとしてアドルム三〇錠と他に一〇錠ほど服み、五時間ほどして他の人が気づき、頼まれて行きますと、医者が来て、注射を五、六本打ち、病院に入院するようにしてありました。医学のほうでは、駄目だろうと思っていたのが、二日間経って気がつき、一命は取り止めました、それで、連れて帰ると言って、連れて帰りましたが、浄霊をいただいて、経過がよろしいのですが、そういう場合はどこを浄霊したらよろしいでしょうか。
【 明主様 】服んだんだから、それこそ背中には行かないから、胃腸ですよ。
〔 質問者 〕頭が具合が悪いと言うのでございますが。
【 明主様 】それは、中毒によって、頭にいくのもあるから、そうしたら頭をやったら良い。意識は。
〔 質問者 〕ほとんど回復しております。
【 明主様 】なんでもないですよ。中毒と言うのは一時的なものです。だから、メチルでも、なんでもないですよ、一時的なものです。メチルも頭に来ます。
〔 質問者 〕滞って、後で身体が悪くなるということは。
【 明主様 】そんなことはないですね。絶対ありませんよ。良かったか、悪かったか分からないが、本人は死ぬつもりだったんだから、助けられて申し訳ないが、原因はなんですか。
〔 質問者 〕失恋ですね。
【 明主様 】それは、思いつめれば……失恋すれば、そういうことになりますね。だから大いに同情して良い。
「『御垂示録』四号、岡田茂吉全集講話篇第四巻p292~p293」 昭和26年11月05日