御伺い 信者K・Fの長男U(一歳八カ月)は一〇月三〇日ごろより風邪気味にて身体全部に赤発疹ができ、親たちは「ハシカ」ではないかと思っておりましたが、三一日朝ごろより、あまり泣かず、ただ口で呼吸をし、起きようともせず寝ていますので、どうしたことかと心配になり、一一月一日支部に連れてきました。そのときはそうとうに熱もあり、鼻汁が出て、お乳も飲み悪いようでありました。浄霊をいただいて帰ってから、たいへん濃い鼻汁がたくさん出るようになりました。翌日支部に連れてきたときは、ぜんぜん熱はなく、相変わらず言葉も出ず、泣くこともなく眠っているような状態で、ときどき空な目で見開きする程度にて、首のまわり、後頭部、腎臓部など良く御浄霊いたしましたが、なんら変化なく、昨日はお乳も飲みそうにもせず、ただうとうと眠っているばかりです。一昨日ごろまでは、多少の下痢もありましたが、それもなく絶えず放屁しております。父親は二二年二月入信いたし、光明如来様を御奉斎させていただいております。初めのころは、教導師補の御資格をいただき、布教に努力いたしておりましたが、父母弟妹が非常な反対なので、御用も思わしくできず、いまは長男でありながら別居いたしており、ゴム裏、草履製造業を営んでおります。母親は二五年一一月入信いたしました。ちょうど、昨年母親が肋膜の御浄化をいただき、御浄霊にて健康にさせていただきましたが、その発病日と子供の発病の日と同日であったとのことです。右は、なにか霊的の関係がございましょうか。また御浄霊はどこを主にさせていただきましたらよろしいでしょうか。
御垂示 やっぱり祖霊ですね。これは、祖霊が早く神様のこと……御神業を一生懸命にやってもらいたくてしようがない。だから、御用も思わしくできず……というこれですね。これで、祖霊が非常に困っちゃった。母親が入信したのは結構だが、ただ入信しただけでは駄目だ。最初母親を信仰に入れたいためにこうして、今度は父親も母親も、一生懸命に信仰させたいためのお気づけです。よく、それを心から解ってお詫びするんです。そうしないと、これはあるいは死ぬかもしれないですよ。祖霊さんは、こんなことじゃ駄目だと思って、一人亡くしたらば目が醒めるだろうというようにして……これは危ないところです。だからお父さんもお母さんも、一刻も早く目が醒めて、よくお詫びして、これから一生懸命に神様のことをさせていただくからお許しをいただきたいということを、神様にお詫びして、それから祖霊さんにもそういうふうにする。そうすると、じき治ります。それで、早くそうしないと、霊界にいる祖霊が救われないんですからね。だんだん最後が来るに従って、祖霊さんは気が気じゃないですよ。