〔 質問者 〕菜葉、大根の種などは、午後三時過ぎから播いたのは虫が来ない。朝播いたのは、虫がつくということを言っておりますが。
【 明主様 】そんなことはありませんよ。ところがね。こういうことは言えます。熱い所で朝播いたのは、熱くて日当たりが良いために、乾燥します。朝播いたのはよけい乾燥しますね。午後三時に……播いたのは、夜になって、乾燥しないから、虫がつくとかつかないとか、そういうことがありますね。だから、種を播くのは曇った日が良いですよ。曇って、小雨が降るようなときがね。播いて、乾燥するというのが一番いけないんです。
〔 質問者 〕虫のつき方でも、成長が違っております。
【 明主様 】無肥料になれば、そんなことは問題ではない。
〔 質問者 〕千葉県の方で、自然栽培をやり、村でも評判になり、いろいろ言われているんだから、どうせのことに、看板をあげて一年目のときは一年目と書いて立てましたが、素直に立てたのは成績が良く、渋々やったのは成績が悪いのでございます。汽車に乗っておりまして見えます。大きな看板を見て驚く人、笑っている人、熱心に聞く人と分かれております。反収一俵半くらい増収の見込みでございます。村中の評判になっており、そのために五、六人入信いたしました。
【 明主様 】それは、意気込みが違いますからね。思案すると、それだけね。稲だって生きているんですからね。稲だって「よーし」となります。
〔 質問者 〕言霊の働きは力があるんだから、文字にもあると思い、看板を立てたのでございます。
【 明主様 】そうですよ。浄霊だって文字でやるんだからね。なんと書いた。
〔 質問者 〕世界救世教自然農耕法何年目と名前を書いてます。
【 明主様 】全部書いたね。言霊で「田んぼに、うんと実を生らしてくれ」「頼むぜ」「うん」とね。
〔 質問者 〕肥<こやし>はやらんと言ってやりました。
【 明主様 】そうすると、作物は喜びます。作物は、肥料のためにどのくらい苦しんだか分からない。たくさん生りたいと思っても、それだけ邪魔されるんだからね。
〔 質問者 〕私は、少しくらいやったのは、近所の臭いだけでまいっちゃうと言うんです。
【 明主様 】試しでも、ちゃんとやれば良いがね。
〔 質問者 〕農家で、自然農法のことをいろいろ聞いていながら、試しにやってみようと言っておりましたが、そこにいる女の子の頭が禿げてしまいました。一反のうち一献<いつせ>しかやっておりませんので、頭も九分の一は生えるだろう。
全部自然栽培でやれば、頭も全部生えるだろうと言っておりました。いまでは立派な女になりました。やっぱり、試すといっても他で見ていて知っていたら、全部やらなければ。
【 明主様 】しかしふつうは、試すんでも、それで良いですよ。結局分かりますからね。
〔 質問者 〕藁は冬入れておいてもよろしいでしょうか。
【 明主様 】良いですよ。早いほうが良いから、冬でも良いですね。
〔 質問者 〕肥料という観念が取れないために、暖めると言っても、肥料という感じが出ているようでございます。
【 明主様 】ありますね。追々取るんですね。