〔 質問者 〕米もたいへん違います。
【 明主様 】そうですね。
〔 質問者 〕じゃが芋は北海道のが良いということを言っておりますが。
【 明主様 】肥料のためですね。北海道は広いから、肥料をたんとやれないからで、考え方が馬鹿馬鹿しいですよ。芋は暖かいほうが良いんですからね。それを、北海道というのはね。無肥料のは良いですからね。
〔 質問者 〕よく、土があっているんだろうと聞きましたが。
【 明主様 】だから、土ではなくて根本が分かればいろんなことの間違いが、実に良く分かります。
無肥料の米を食っていると、肥毒が人間に入らないから、曇りが少ないから毒血が少なくなるから、病気も起らなくなる。けれども薬を服んではなんにもならないがね。そうすると、人間が非常に平和的になる。そうすると、戦争を好まなくなるから、戦争がなくなる。さっきも論文でいったが、悪というのは必要だったからです。物質文明を発達させるのに必要だったが、もう戦争は必要なくなった。ちょうど、恐龍やマンモスが地球を踏み固めたが、軟らかかったから踏み固めていたが、固まったからいらなくなって、ああいうのはなくなった。必要があればあるので、必要がなければなくなる。悪も戦争も、いままでは必要があったからだが、もう必要がなくなった。むしろ、ないほうが良い。その手段としては、神があるということを見せなければならない。見せなければならないと言っても、理屈ではいけないから、メシヤ教でやるとどんなに頑固に言っても病気が治るので、頭を下げてくるということになる。
その点がはっきり解ればなんでもないですね。私がその役割なんだから、病気も農作物でも、実際の証拠を見せてやっているんです。理屈は同じなんだからね。
〔 質問者 〕養蚕も非常に骨を折って飼っておりますが、桑に肥料をやらなければ楽だそうです。それに糸質も良くなります。
【 明主様 】糸質も、そうですね。だからこれが分かったらたいへんなものですよ。日本はひっくり返りますよ。とにかく、日本人は全部頭を下げるよりしようがないですね。
『文明の創造』も、だいたい三分の二か、四分の三くらいできましたからね。今度は「天国篇」ですね。五六七の世のいろいろな……すべての機構ですね。なにしろ新聞、雑誌から御守り書いたり、御神体を書いたり、それから地上天国の指図をしたり、それから美術品を研究し、多少集めたり、いろいろする。だからして仕事が多過ぎるんですよ。よく八人芸と言うが、私は十人芸くらいしているんですからね。ただ、私は仕事が早いですからね。ですから、この間、京都の博物館で屏風を見ましたがね。六脚の屏風をね。それで五、六本見るのに五分くらいですね。
それから、やっぱり仕事をするにも、人間は急所があるからね。だから急所を発見するのが早くなる。このテーブルを切るのに、どれが急所かを見ると、これだけやれば良いんだからね。急所をやるのに、早く見つけるようになれば良いんだからね。だから、身魂を磨くと言うことはそうですからね。それが非常な能率増進になる。病人でもこの病人の急所はどこにあるかという、急所の発見だね。そこだけをやれば良い。だが、よく急所をはずれていることが多いので、幾日もかかったりする。