〔 質問者 〕岐阜県のある地方で、昔藩主が寺を廃止させて、神道に変えたそうでございますが、最近メシヤ教に入り、仏壇を買ったほうが良いか、どうかと言うのでございます。神社神道でございます。
【 明主様 】氏神様か、なにかですか。しかし、神社神道くらいで、仏さんを止<よ>すというのはね。よほど前ですか。
〔 質問者 〕一〇〇年くらい前だそうです。
【 明主様 】殿様が、仏教<仏壇>を全部取り片付けさせ、古い家にはしまってある所がございます。明治になってでございます。
【 明主様 】そうです、明治には……あのときは神仏帰著<廃仏毀釈>でね。そういう時代がありましたね。しかし、それは殿様の命令でやったんですか。命令でやられたのは、あまり祟るということはないんです。しかし、自発的というのは怒ります。
〔 質問者 〕宗旨を覚えていないのは、いまにメシヤ教の祀り方ができるからと言っておりますが。
【 明主様 】良いですよ。けれども、やっぱり霊界を作ったほうが良いからね。ただ、先祖代々の位牌と屏風観音様で良いでしょう。要するに、救われても居所がないから、その居所を作ってやるんですね。
〔 質問者 〕神道と仏教と両方でございますが、区切ったほうが良いということを聞きましたが。
【 明主様 】無論、区切ったほうが良いです。
〔 質問者 〕御屏風観音様はどこがよろしいでしょうか。
【 明主様 】屏風観音さんは、神仏両方だから、両方に通じなければならない。下のほうは霊界は違うから仕切ったほうが良いですね。
〔 質問者 〕一度変わっており、元の宗教が分からないというときにはいかがいたしましたらよろしいでしょうか。
【 明主様 】そんなことはないがね。いつごろですか。
〔 質問者 〕親の代からということでございます。当人たちはなにも関心持っておりません。名前も分かりません。
【 明主様 】親戚は。
〔 質問者 〕やはり、良く調べてやるのでございましょうか。
【 明主様 】そうです。真宗なら真宗の霊界があるし、日蓮宗なら日蓮宗の霊界がある。食い違うとおもしろくない。
〔 質問者 〕四十九日の場合に月が三ヵ月に亘るときは、三十九日にすると言いますが。
【 明主様 】そんなことはありません。四十九日です。
〔 質問者 〕主人は神道で、奥さんが仏教ですが、長女を祀らなければならないことになりましたが。
【 明主様 】真ん中に屏風観音様さんを祀っただけでそれで良いです。
〔 質問者 〕二代三代とキリスト教で、メシヤ教に入り先祖をどうして祀ったら良いかと言うのでございますが、昔は仏教であったに違いないのですが、宗旨が分からないのでございます。
【 明主様 】宗旨が分からなかったら、真言宗にしたら良いでしょう。と言うのはね、弘法さんは極楽だからね、他の親鸞だとか日蓮はなんだからね。
〔 質問者 〕改名を真言で作ってもらってもよろしいのでしょうか。
【 明主様 】そうですね。なにしろ、そうしなければ居所がないですからね。西洋はそうなってますが、東洋はそうではないからね。そういうようにしなければならない。
〔 質問者 〕A・Tのことでございますが、明治になって、国道を通すために、村社だったのを移したのでございます。
【 明主様 】いまもあるんですね。
〔 質問者 〕その村社はかまいませんので、荒びれております。
【 明主様 】産土の神様に祀られてたんでしょう。それは、稲荷さんがずいぶん困ってますよ。ふつうの稲荷と違って、それだけの格式を得たのが落とされると、なかなか狐は忘れませんからね。現在、産土神社はあるんですか。
〔 質問者 〕存じません。
【 明主様 】新しいんですか。
〔 質問者 〕本式でなく、村の有志の方たちが。
【 明主様 】無論、有志も祀りますが、いつごろかね。
〔 質問者 〕分かりません。
【 明主様 】今度調べておきなさい。なんとかしなければ駄目ですね。そうすると、今度は、うんと幸せになります。お礼にね。
そこのお宮の中に祀っても良いですね。あるいは、そこの家でも良いですよ。そこは、光明如来様はまだですか。
〔 質問者 〕まだでございます。
【 明主様 】お祀りしてから、そこの家にすれば喜びますからね。
〔 質問者 〕現在のお堂は家の外にございますが。
【 明主様 】家の庭に入れなければならない。あなたの守護神ということになりますからね。一つの役ができますからね。さもなければ、有志と相談して、産土神社の中の一部に祀ってもらうか、どっちかですがね。有志といっても、いまの人は信仰心がないから、面倒臭いからね。あなたの家の庭があるでしょう。そこに移せば良いですね。