御伺い 本年七月入信。妊娠四カ月の信者(三三歳)でございます。妊娠のため医診を受けましたところ子宮脱出と言われましたが、本人は下腹部が少し張って気持ちが悪い程度の自覚症状でございます。医師は手術を奨めたそうですが、本人は一心にお道におすがりいたしております。本人は本年二月ごろより軽い腹膜の浄化のため御浄霊をいただき、全身的の凝りも取れ、元気になりましてより妊娠いたしました。最近主人に二号のあることが判り、二号が本妻を非常に憎んでいるとのことでございますが、原因は霊的なものでございましょうか、体的なものでございましょうか。また妊娠中に子宮脱出するというようなことがございますでしょうか。
御垂示 子宮脱出というのは、下の膣のほうに下りてくるんですが、これはそうではないですね。二号が本妻を憎むというのは、あべこべだね。妊娠したら子宮脱出はしませんよ。だって、穴のほうは同じ大きさで、子宮のほうが大きくなるのだから、よけい脱出しないですね。理屈に合わない話ですね。これは入信してからだが、たいへん良くなったじゃないですか、良くなって、そうして医者に行ったのは……ああそうか、出産をみてもらうために行ったのか……お医者がどうかしている。子宮脱出というのは、膣に子宮が出るんですから、そういうことはないんです。これは、絶対そういうことはないから、そのままで結構です。どうも困るね。そういう変なことを言うので、よけいな心配をさせる。つまり、私などは昔お医者さんのことを信用してますが、このことが判ってからは、お医者さんの言うことと反対に考える。それが一番たしかです。私が健康になったのは、医学衛生の反対反対にやったので、健康になったのです。こういうのは、反対に解釈したら間違いない。
「『御教え集』三号、岡田茂吉全集講話篇第五巻」 昭和26年10月28日