昭和二十六年十月二十八日  『御教え集』三号 (3)

御伺い 当年三一歳の女いまより五年前より右手より順次に動きが悪くなり医診(T大にて)の結果は脳の神経が引き締まってしまう病気とのことにて、原因不明であり、五年くらいにて死亡すると言い渡され、いままでなにかと治療いたしましたが効果なく、順次悪化してまいりました。御浄霊一カ月にてたいへん気持ちが良く、動きが良くなってまいりましたが、まだ延髄および肩が非常に固いためか、あまりはっきりいたしません。右原因および御浄霊の箇所を御教示お願い申し上げます。

御垂示 脳の神経が引き締まる病気……変な病気だな。引き締まる病気という、その引き締まるのが病気なんです。これは結果を言っている。そうでなくなぜ引き締まるかというので、それを言わなければならない。これはなんでもないです。このくらいで、死亡するなんていうのは悪いですね。こういうことがあったなんて、めったにないですよ。脳の神経というが、頭が凝るんですよ、私なんか始終、引き締まっている。特に原稿書くと、頭が凝ってくるんですね。だから順次動きが良くないのは、ここ(頸部淋巴腺)に固まりがあります。ですからここを浄霊すると動きます。右のほうの頭が凝っているんです。ここからここ(淋巴腺)を浄霊すれば良い。それから、ここ(肩)をやれば良い。これはなんでもないですよ。

「『御教え集』三号、岡田茂吉全集講話篇第五巻」 昭和26年10月28日