御伺い 八カ月になる男の子、午前二時ごろ突然泣き出し、なかなか御浄霊をいたしましても止みませんので、なお一時間以上御浄霊いたしますと一時は止まりましても、一〇分くらい後にはまた泣き出すという有様で、誠に困り抜いておりましたところ、ふと思い出し、今回いただきました御霊紙を二分角くらいに切りまして、お乳とともに服用させましたところ、たちまち泣き止み、朝まで静かに寝ました。ここで不思議なことには、当日夜、一人の指導者に伴われ、親子連れの信徒が娘の精神病を治していただきたいとて来られた者で、母は娘の精神病を助けていただきたいために、当日より三日前に入信し、母が入信したときは、すでに指導者の御浄霊によってたいへん静かになり、乗り物にも動ぜず、教会までまいったのでありますが、患者である娘は御浄霊の効果を霊的に感じたものとみえ、自宅に帰ることを嫌い、どうしても教会に置いてもらいたいと言って、なかなか帰らず、以後三日間滞在しております。なお教会に来てからは、母の浄霊を徹底的に嫌い「貴女の浄霊は形式的であるから嫌だ」と言っております。この親子が教会に来てから、平生おとなしい赤ん坊が同じ時刻に夜泣いて困らせますのですが、私が手枕をして寝かせますと、安心したようにスヤスヤと寝ます。いま、当教会に滞在している病人の副霊による災いではないかと思いますが、いかがでございましょうか。なお前記の病人は「ハルノウ山」の熱心な信者であったそうで、信仰中に精神病になったとのことでございます。娘の病気は憑依霊によるものでございましょうか。
御垂示 無論、憑依霊ですがね。ふつうの精神病的意味とは違って、救ってもらいたいという霊ですね。そうして、それが精神病という形式にして救われたいんですね。そうして「ハルノウ山」という、この神様に関係がありそうですね。この神様が救ってもらいたいために、この娘に憑いて、それからまた、娘が良くなると浄霊してもらえないから、赤ん坊に憑いたというわけですね。結構ですよ。この霊は救われますね。