昭和二十六年十月二十五日  『御教え集』三号 (2)

御伺い 未入信の夫(五六歳)五月初旬より両足の甲が非常に腫れましたので、医診を受けましたところ、血圧が高いと申しましたのみで、注射と飲薬をやりましたがなんの効果もなく、無痛でありましたのでそのままにしておりました。六月中旬になり、右足の膝下が痛み始め「ツト」に小さい「しこり」ができ、七月初旬に至り、今度は左足が痛み出し、八月になり、右と同様の「しこり」ができましたので、民間療法を受けましたが立てなくなり、医師より注射三本してもらいましたところ、心臓が悪化し、その手当一〇日間ほどで、一応小康を得ましたが、前記の箇所は治らず、右足のほうは卵大になっております。八月下旬より御浄霊いただきましたところ、排尿も相当量になりましたが、いまもって腰より下が痛んで立てません。腹部および腎臓部は固く、足部裏筋が吊り、左足および右の膝下から甲にかけて「むくみ」があります。九月九日からは毎日正午ごろより夜の八時ごろまで発熱いたします。七、八年前三回ほど痔病をやり、塗り薬と「川ヒル」にて治したことがあります。霊的方面には、兄が「リウマチ」か神経痛かで五、六年間病み、三年前死亡、また脚気にて死亡した者もあります。主人は御神書を非常によく拝読いたしております。家は両養子を迎え戦病死しております。いかなる関係でございましょうか。

御垂示 これは霊的じゃありませんよ。これは、最初両足が腫れたというのは、薬毒です。上から垂れてきた薬毒ですね。それから、血圧が高い……注射と飲薬、これも悪いけれど、こういう人は……重い薬は下に下がるし、また人によっては、下がりやすい人もあります。こういう人は、薬が下に下がるんですね。しこり……それは固まりですね。足部裏筋が吊り……固まっている。固まって、筋を押しているわけですね。発熱……これは結構ですね。痔病のときの薬ですね。塗り薬が皮膚から浸み込んで、下に垂れていく。これは霊的じゃありません。これも浄霊すればだんだん治りますがね。しかしそうとう固まっているから、長くかかりますね。別に心配もなにもありません。ただ、気長にやれば、少しずつ少しずつ良くなっていきます。

「『御教え集』三号、岡田茂吉全集講話篇第五巻」 昭和26年10月25日