昭和二十六年十月十五日  『御教え集』三号 (4)

御伺い N・H(二六歳)未入信者でございますが、本年一月ごろより両眼とも結膜炎となり、眼科医にかかり、目薬を毎日やっておりましたところ、四月ごろになって両眼瞼付近がともに少しずつ白色(一見白ナマズ様な色)を帯びてくるとともに睫もしだいに白くなってまいり、現在はそれがますます拡がってまいり、未婚者でございますので、非常に心配し医療を受けてから九カ月にして、はじめて御浄霊させていただきました。第一回目ではございますが、涙様になって少し浄化してまいります。本人の眼の後、肩、腎臓部などにはそうとう固結があります。薬毒だけによるものでございましょうか。またそうとう時日を要するものでございましょうか。

御垂示 薬毒だけですね。他になにもありません。最初の結膜炎というのはうっちゃらかしておくと、治るにきまっている。頭の毒が目から出ようとして目が赤くなる。血目というんですね。それが目脂になって出て治っちゃう。それをわざわざ治らないようにお医者さんにしてもらった。白ナマズというのは、薬が睫に滲み込んでなったんですから、薬毒がなくなるに従って元のように黒くなります。心配ありません。涙と目脂が出るのは結構ですから、出るたびに喜んで良いですね。そうとう時日はかかるけれども、長くはありません。 原因は結膜炎のときに頭の毒が来た……薬で止めてその薬毒が来ただけだから、やっているうちに両方とも治ります。完全に治りますから、なんでもありません。でも良かったですね。知らないと、どんな盲になったか分からない。

「『御教え集』三号、岡田茂吉全集講話篇第五巻」 昭和26年10月15日