昭和二十六年十月十五日  『御教え集』三号 (1)

御伺い H・R(五二歳)昭和二五年三月入信いたしました者でございます。長男I(一二歳)が九月一五日ごろ左足踵の魚の目をメスにて疵をつけました。そのため二〇日より急に発熱し左足の大腿部がだいぶ腫れ、非常な激痛を感じ、脊柱はそりぎみになり、身体は硬直し痛みが強く、御浄霊後は小量の排尿がございました。脊柱のそりは一週間くらいにして治りましたが、熱は四〇度くらい約二週間続き、食欲も皆無の状態にて非常に衰弱いたしましたが、お蔭様にて、最近一〇日ほど食欲はだいぶ旺盛となりましたが、その割に体力がつきません。最近はときどき高熱を発し特に両足(大腿部)に卵大の「しこり」があり、ちょっと触れても非常に痛がり、右足は曲げており、徐々に伸ばせば、伸びる程度でございます。一週間ほど前より咳の御浄化をいただき、激しい折は血痰も出ます。御浄霊をいただくたびに楽にさせていただいております。なお、八月中旬お墓におりました縞蛇を殺して食べたこともございます。また次女は八年前、脳脊髄膜炎にて死亡しておりますが、なにか霊的にも関係しているのでございましょうか。また御浄霊の箇所につき御教えのほどお願い申し上げます。御屏風観音様は今回奉斎させていただきました。

御垂示 魚の目をメスにて疵をつけたというのは、切ろうとした。それで膿でも出そうとした。このためです。私は、針一本でも疵つけてはいけないと書いてあるでしょう。だから神様のお咎めです。お詫びが一番良い。他にはなにもないんです。それを覚るように正守護神がひどく叱ったんです。お詫びすれば治ります。つまり、神様のいうことを守らなかったからです。それを心から悔い改めて、お詫びして、それで治っていきます。そうして、あとは悪い所ですね。熱の高い所とか、悪い所から、出るんだから、固まりを……つまりこれだけの毒があるんだから、魚の目を浄霊していれば……気長にやっていれば、苦痛なく治るんです。こういうことをしたために苦痛が出るので、悪いことではないが、腫れた所とか、熱の出た所は分かりますから、そこを浄霊する。

 体力がつかないのは、いままで食事をしなかったので、急にはいきません。それと、熱があるからで、あと気長にやれば良い。霊的のことはありません。蛇を食べたこともなんでもありません。脳脊髄膜炎も別になんでもありません。

 神様は身体に疵をつけるということは非常に厳しい。ちょっと悪いときに切るとか、突くとかいうのは、霊を信じないことになる。体的を信ずることになる。食い違ってくる。御守護していたのが、パッと切れちゃう。そこにもっていって正守護神が怒りますからね。これは良い教えです。