昭和二十六年十月五日  『御教え集』三号 (4)

御伺い 昨年九月入信、一年間御浄霊をいただいております。右手が中風のごとく常に震えて、日々なにごともいたしづらくあります。右手の震う状態は左右に動き、細かい仕事をするとき、筆を持つとき、食事をするとき、力仕事をいたすとき、人の前に出たとき、また非常に驚いたとき、頭の重苦しいときなどは特に震えます。昨今この震いの状態がひどくなりました。これが十四、五年続いており、その間種々な療法をいたしました。またこの発病直前に肩から背中にかけて、少し力仕事をいたしますと腫れ上がりました。また四、五歳のころ高い所から落ちて、脳天を少し右に逸れた箇所に、致命傷と思われるほどの傷を受けて、常に頭は逆上の傾向にあります。
右手の震う原因、御浄霊の箇所を御垂示賜りたくお願い申し上げます。

御垂示 ここ(頚部)に固まりがあると震えます。ここからこう(肩)来てこの(肩)中ですね。それだけを浄霊すればだんだん治りますがね。それから頭の中ですがね。四、五歳のころ……打ったため内出血して固まったためか内出血がこう(頚部に)下がったためかで、右手のそこを浄霊すれば治ります。その代わり、そうとう固まっているから長くかかります。

「『御教え集』三号、岡田茂吉全集講話篇第五巻」 昭和26年10月05日