御伺い 一家入信、御神体、御屏風観音様も御奉斎させていただいております。このたびの父の浄化につきお伺い申し上げます。
五十四、五歳ごろまでは時折風邪を引く程度で、学校も無欠勤でございました。三年ほど前に空腹になると胃部に痛みが起り食べれば止まる状態で当時「わかもと」「ノルモザン」「ともさん」など服用。また歯槽膿漏のため「アルバジル」「ジセプタール」などの売薬を服用いたしてきました。その後下痢の浄化を極度に恐れ、下痢を止めるために濃い「げんのしょうこ」を服用し続け、下痢は止まりましたが顔色悪く食欲なくなり、医薬の恐ろしさを知り、御守り様を二四年一月拝受いたしました。その後三年間、今日まで御浄霊を毎日続けております。この間御浄化は緩慢でしたが、痛まない日はございませんでした。しかし御浄霊をいただき、たいへん楽にさせていただいております。去る九月二七日ごろから腹痛激しく、一〇月一日から特に強い御浄化をいただき、二日からは吐き気を催し、ほとんど連続的な腹痛にてうめき通しにて、毎日四、五回薄茶色の水を多量に吐きます。食事をしないのでリンゴ汁など御霊紙、御饌米などとともにいただきましても、すべて嘔吐いたします。四日夕刻は吐いた水は茶褐色の泥状のもので、お小便も茶色になりました。現在は激しい胸焼けと腹部全体言いようのない苦しさでございます。
右御垂示賜りたく謹んでお願い申し上げます。
御垂示 学校に行っていたというと……先生かな。これは薬毒ですよ。「わかもと」「ノルモザン」「ともさん」はたいしたことはないが「アルバジル」は悪いんですよ。「アルバジル」を少し続けて服んで死ぬ人はたくさんあります。非常に悪い。それから「げんのしょうこ」……これが一番悪いですね。「げんのしょうこ」は自殺ですよ。あれをたくさん服んだ人は結局治らないですね。私は、昔そういう人をたくさんやったが……だから「げんのしょうこ」をたくさん服んだ人は請け負わないでやれと注意したことがある。この人は薬毒の浄化ですが、以前といまは、浄化が強くなって違ってますから、早く出る。この人はだいぶ早く出ているが、治らないとは言わないが、吐いたり出したりして命がもてば治ります。衰弱さえうまく耐えれるようにすれば、きっと治ります。
食事はふつうですか、流動物ですか。
御伺い なにも食べません。
御垂示 非常に良くないですね。浄霊は背中を多くやるんですね。背中に固まりがある。それで背中の毒が溶けて胸にくるんですからね。最近の力を入れないやり方でやっているんでしょうね。動かしては駄目ですよ。そうして、力を入れないでやれば溶けが早いですからね。前は鳩尾が良いです。下痢はどうです。
御伺い ぜんぜん便秘しております。
御垂示 「げんのしょうこ」はどのくらい服んだ。期間は。
御伺い 一〇日くらいでございます。
御垂示 これは薬毒ですよ。いま言った通り、手を動かさないで、力を抜いて、背中を触ってみて一番固い所、そこをやる。肩は。
御伺い 柔らかいのです。凝ったことがないそうです。
御垂示 それじゃ、だいたい丈夫な体ですよ。
御伺い 薬は入っておらず、予防注射くらいです。
御垂示 それだからもっている。だいたいこの年になって肩が柔らかいのは健康だね。いまのようなやり方でやって、ちょっとでも食欲が出たら峠を越したと思って良い。
御伺い 名前はいかがでございましょうか。
御垂示 I・M……名前は良いでしょう。I・K……カネと読むかね。あなたの系統はなかなかたいへんなものですね。いずれ、あなたの名前は変えたほうが良いが、いまのところは別にどうということはないから、いま言った通り、浄化が強いからあんがい早く溶けて、越すかもしれないですね。とにかく原因は背中の固まりですから、それを早く取るようにして、できるだけ何回でも良いからやって、背中の固まりを取るように。