昭和二十六年十月五日 『御垂示録』三号 (2)

〔 質問者 〕三つになる男の子で、百日咳が大半解決し、その後に脱肛になり、だんだん腸が出て、二寸五分くらいのものが、肛門から出ているそうでございます。

 それは脱腸じゃない。
  

〔 質問者 〕陰嚢も若干膨れております。

 陰嚢は良く聞きますね。
  

〔 質問者 〕お風呂に入れて押し込めると、最初は入ったそうですが、力んだりすると出てくるそうです。

 それは脱肛です。
  

〔 質問者 〕非常に痛がり、浄霊してますが入りません。しかし非常に元気で、食欲があり、座敷を飛びまわっておりますが、痛いためによく座ることができません。

 浄霊で治ります。浄霊すると脱肛でも、肛門が柔らかくなりますからね。
  

〔 質問者 〕肛門を主に浄霊するのでございましょうか。

 やはりそうです。お腹は柔らかいですか。

  

〔 質問者 〕生まれたすぐ、睾丸に水が溜まり、それを取り、歩くようになってから脱腸になり、下がらないようになってから、腹膜をやり、いまでもたいへん大きいのでございます。下腹が小さく、上のほうが大きくなっております。

 そういうお腹がありますね。
  

〔 質問者 〕肛門のすぐ上に穴があいており、生まれつきだそうでございます。そこから、肛門に出たようになっております。

 奇形ですかね。第一子供に脱肛なんてないんですがね。
  

〔 質問者 〕百日咳をやってから入らなくなったそうです。

 力んだためですね。百日咳の前はなかったのですね。
  

〔 質問者 〕さようでございます。

 それじゃ治りますね。
  

〔 質問者 〕いま、脱肛のところから粘液がたくさん出ております。

 それは非常に良い。
  

〔 質問者 〕かぶれたようになってます。

 それは毒です。根気良くやってご覧なさい。治ります。やっぱり、脱肛も毒ですからね。毒が肛門の周囲に溜まっているので、浄霊すれば柔らかくなります。

 実際は霊的なんか恐いものじゃない。本当言うと薬毒が恐い。薬毒のために霊が憑るんですからね。薬毒がなければ霊も憑らない。恐いのは薬毒ですね。私もいま歯が痛むんですが、浄霊してますがね。この薬が三六年前ですね。それでちょいちょい痛むんですが、慣れてますからね。そして、気がついて、ここの所に……横腹のこっちにね。それに気がついて浄霊したら、半分くらい減ったが、これが五〇年前の肋膜ですからね。だから、実際薬毒の恐ろしさはたいへんなものです。
 

 〔 質問者 〕地方によりましては「波布草」をお茶代わりに飲んでおりますが。

  「波布草」のほうはたいしたことはない。「げんのしょうこ」が一番です。それから「アルバジル」も恐いです。「アルバジル」で死ぬ人もありますね。薬がなくなれば人間はうんと良くなる。

 薬毒はすぐにはなくならない。二代か三代ですね。三代くらいですね。三年くらいからやっと肥毒が抜けるのと同じですね。薬は三代経ったらほとんど抜ける。

 さっきの手術を止せと言う医者は、私の説を採用してますね。私の本を読んでますね。手術もいけないし、薬もいけないと言うんですね。今年は日本脳炎は蚊の原因ばかりではない。炎天に頭を晒すのが悪いと言っている。あれは私の説です。

「『御垂示録』三号、岡田茂吉全集講話篇第四巻」 昭和26年10月05日