-大社の信者さんが、法難事件のとき、癪に障ったと、御守り様を海に捨てたそうですが、山に行ったところが、ちゃんと拡げてあったそうです。二、三カ月経てもぜんぜん破れていないそうです。
やっぱり、ぜんぜん違うんです。
昨日のお蔭話の中に、その人一人が信仰に入っていて、医者に行って切ってもらえと大騒ぎだった。ところがどうしても柔らかくならない。しかし、どうしても医者に行かない。御霊紙をはって、三日目の朝取ったところ、膿がどっと出て治っちゃった。今度『栄光』新聞に出します。他にはってあったものは、膿がつくとぐちゃぐちゃになるが、御霊紙はなんともない。それで、汚物を焼いたんです。二度か三度焼いたんですが、御霊紙は焼けないんですね。それで、いままで自分の信仰がぼやぼやしていたのを見せてくださったんだ、と。これから一生懸命やる、と言うお詫びのようなものがあったがね。燃えないということを非常に強調していた。
昔、婆さんが見物に行ったとき、艀から本船に渡るとき落ちて沈んだ。そうしているうちに浮き上がって、手を持たれて助かったが、びっしょり濡れたので、だんだん着物を脱いでいたら「おひねりさん」を持っていた。それだけは濡れていなかった。それで助かったんですね。そのくらいの力がなかったら、病気を治すことはできませんからね。
「『御垂示録』三号、岡田茂吉全集講話篇第四巻」 昭和26年10月05日