昭和二十六年十月一日  『御教え集』三号 (2)

御伺い 左のような急を要する場合に御浄霊の急所はどこでございましょうか。
 (一)水に溺れ、気を失った場合。
 (二)ガスその他、感電等により昏睡状態の場合。
 (三)子宮癌や切傷等にて大出血し、脈が微弱になり苦悶の状態にあるとき。
 (四)狭心症、脳溢血等にて苦痛を訴えている場合。

御垂示
 (一)気を失った場合は、呼吸が止まって、心臓が止まるんだから、心臓をやれば良い。そうすると、停止した心臓が動き出すという意味ですからね。先には、手をこう(上下に動かす)するが、やっても悪くないが、つまり心臓を甦らせようというんですが、浄霊すれば良い……よほど時間が経ってない限りね。

 (二)ガスのほうはここ(後頭部)です。鼻から嗅ぐんですから。嗅いだガスがここ(後頭部)に溜まりますから、後頭部をやれば良い。感電はやはり心臓ですね。

 (三)子宮癌で出血ということはないんですがね。これは月経の血の固まりですね。それが溶けて出血するんですから、気を失うほどのことはないですね。切傷などの場合は心臓で良いんです。浄霊は……いつも言う通り輸血ですからね。すばらしい輸血です。ふつうの人間から二〇〇グラム輸血するより、これ(浄霊)で五〇〇グラムや八〇〇グラムはなんでもない。四、五分やれば良い。輸血のほうは心臓をやれば良いから、やはり心臓をやる。すばらしい効果がある。

 (四)狭心症と脳溢血はぜんぜん違いますからね。狭心症というのは、心臓を圧迫されるんですね。毒が固まるんで、これは心臓ですね。前と後から両方やると良い。固まりが溶けますから、心臓が楽になる。

 脳溢血はここ(延髄)の血管が破れて溢管<溢血>するんですからね。脳溢血の起りたてですと、ここに固まりがありますから、ここと前頭部ですね。これが、こう(頭の上を通り反対側の肩)に行きますからね。肩ですね。肩をやると、手のほうが楽になります。溢血は早いですからね。溢血してから、すっと行きます(反対側の肩に)からね。これをだいたい主にして浄霊すれば良い。毒血ですからね。こうして、毒が減る。

「『御教え集』三号,岡田茂吉全集講話篇第五巻p8~p9」 昭和26年10月01日