昭和二十六年十月一日 『御垂示録』三号 (14)

〔 質問者 〕熱が低いのに脈が高いのはいかなるわけでしょうか。

 そうですね。それは別に必要はないが、こういうわけですね。熱というのは、心臓が忙しく働いて……ポンプが頻繁になるわけです。そうすると、頻繁というものの、熱の冷め方が遅いと言いますかね。溶け方が悪いんだな。そこで、実際心臓が早くなって熱を出すということは、熱が必要だからです。と言うのは、早く出しちゃおうというんです。溶けが悪いんでしょうね。そういうわけです。

  

〔 質問者 〕肺病で脈はたいして早くなく、呼吸が早いというのがありますが。

 肺の収縮が弱っているんです。つまり半分しか吸収できないんです。と言うのは、毒が肺に固まって肺の活動力が侵害されるんです。

「『御垂示録』三号、岡田茂吉全集講話篇第四巻」 昭和26年10月01日