昭和二十六年九月十八日 『御教え集』二号 (4)

御伺い Y・R(八歳)は母体不健全なために医師より妊娠中絶をするように言われましたが、御浄霊をいただき無事安産いたしました。生後一年半ほどいたしましたとき、種痘を受け、翌日より両耳に御浄化いただき、耳だれが出、その後出なくなったときもありますが、今日までほとんど出続きの状態です。現在左の耳はまったく聞こえません。また智能的にも二年くらい遅れているように思いますが体育(鉄棒など)は他の同年生徒よりずば抜けて勝れ、大人をびっくりさせるほどでございます。両親は信仰に熱心で、父親は資格申請を先月いたしております。右浄化はまったく体的のものでございましょうか。また御浄霊の重点はどこをいたしましたら、よろしゅうございましょうか。

御垂示 体育というと……これは、この間の杉村のかな……膿が出るというのは非常に結構です。何年間出ても非常に結構です。それだけあるんだからね。やはり薬毒ですからね。薬毒の他に……種痘もですね。なにしろ出続きというのは結構ですね。左の耳は以前からですか。種痘を打ってからですか。

御伺い だんだん聞こえなくなりました。

御垂示 種痘前は。

御伺い 両親も良く分からなかったそうです。

御垂示 しかし、種痘で耳がこうなるということはないね。やはり、前からそうとう聞こえなかったんですね。聞こえないというのは、膿が固まっているんです。集まって固まるんです。だから、聞こえないほうを浄霊するんです。淋巴腺のほうからやったほうがいいですね。淋巴腺には肩のほうから来て、それは腎臓のほうから来ている。とにかく淋巴腺が一番肝腎だね。それから肩ですね。耳ばかりやっていても効果はない。淋巴腺から肩へとやる。人によっては腎臓から来るのもあるし、中途から来るのもある。そうして気長にやれば治ります。膿が出ることを恐れてはいけない。喜ばなければね。

「『御教え集』二号、岡田茂吉全集講話篇第四巻」 昭和26年09月18日