昭和二十六年九月十五日 『御教え集』二号 (2)

御伺い 島根県O郡M町、F・F(二六歳)(光明如来様を御奉斎させていただいております)。

 今年正月ごろより咳嗽、吐痰、腹痛、下痢、切痔などの薬毒の御浄化をいただき、お蔭様にてだいたい順調に経過しておりましたが、七月下旬より両足に痺れを感じ始め、八月の終わりごろより特にひどくなり、現在では靴をはく範囲ほどは抓ってもほとんど感じない程度に麻痺しており、便所に通うとき非常に危険だと申しております。現在足部以外の症状は、腹部が固く、食後は腹が膨って苦しい由です。衰弱はそうとう加わっております。熱は微熱程度で、脈は八、九十くらいでございます。足の痺れるのは重い薬毒がその部分に下がっているためでございましょうか。それとも他になにか意味するのでございましょうか。なお本人使用の薬毒はカルシウム四〇本、ザルブロ三〇本、服用薬三〇日くらいでございます。御浄霊は土地柄不便なため、ほとんど本人の父親がいたしております。

御垂示 これは薬が下がってくるんですよ。ですからなんでもないですよ。気長にやれば治っちゃいます。それから腹が膨るというのは、これもやっぱり薬が腹に溜まってきている。それで、胃が膨れるから、腹が膨れるわけですね。衰弱は、食事がたんと入らないからです。熱は問題ではない。ただ、薬が下がって下に溜まるんですから、取っても取っても溜まるんですから、根気良くやる。溜まるより取るほうが多ければ良いんですからね。一日に何回もやる。そうすると早く治ります。薬というのはしようがないですね。こういうのは、医者に行くと脚気と間違えられる。それでまたビタミンBの注射を受けると、今度はいよいよ命にかかわる。自殺希望者が、自殺幇助願いをするんだからね。なかなか費用がかかりますからね。

「『御教え集』二号、岡田茂吉全集講話篇第四巻」 昭和26年09月15日