昭和二十六年九月十一日 『御教え集』二号 (1)

御伺い 五一歳の信者でございますが、昭和二三年妻が入信いたし、本人は幼少より体が弱く、浄霊をいただきたいへん良くなり、昨年七月光明如来様および御屏風観音様を御奉斎させていただきました。本年二月顔面神経痛の浄化をいただき入信いたし、その後たいへんに良くなり仕事もできるようになりました。一昨日(九日)朝急に頭が重くなり、浄霊をいただきすぐ良くなりました。同日午後右手頸より肱の辺まで強い痛みを感じ、寒気がいたし、浄霊二〇分くらいで寒気が取れ、腕の痛みも薄らぎましたが、背中と足に高い熱があり、心臓および胸一面が苦しく、急激に寒くなったり、熱くなったりしますが、いかなるわけでございましょうか。数年来脱腸があり、その浄化をたびたびいただいておりますが、はかばかしくございませんが霊的な関係がございましょうか。御垂示お願い申し上げます。

御垂示 これは霊的ではありません。薬毒が身体中にある。それでほうぼうに固まっているのが、順に溶けてくる。その浄化です、ですから、根気良くやればすっかり治ります。寒気がするのは、そこに熱がある。足に高い熱があるのは、薬毒の固まりが溶けてくるんです。心臓に浄化が起って熱がある。それで胸が苦しい。脱腸はお腹に固まりがあり、押しているわけですがね。霊的というのはめったにないですがね。

 それから霊が憑るということは、そこに曇りがあるので、曇りがないと憑れない。曇りというのは薬の毒ですからね。どこかに病気とか、苦痛があれば、いつ薬を服んだか……あのときの薬だ、ということで分かります。病気はなんでも薬だと思えば間違いない。なんでも霊的だ、霊的だと言うのは……そんなに思わないようにしたほうが良いですね。精神病や癲癇は絶対に霊的ですがね。他の……痛いとか痒いとか、熱が出るとか……そういうのはみんな薬ですからね。ここが痛いというのは、いつの薬だろうと考えると分かる。

 それから漢方薬が恐いですね。漢方薬は頭に来ますからね。あのときの漢方薬だと思えば分かります。私は始終薬のことを書いているが、なかなか染み込まないですね。なにしろ長い間薬毒迷信にかかってますからね。

「『御教え集』二号、岡田茂吉全集講話篇第四巻p491」 昭和26年09月11日