昭和二十六年九月八日 『御光話要旨』神和会(19)

 人の性は善なり、というわけで性善説ができたが、これと反対に、人間の性は悪であると言って、性悪説をとなえた学者もいるが、性善説が本当である。

 ごく中心たる魂は動かず、動くのは心である。魂は善であるが、あまりくもりが多量であると魂がくもって見え、悪に見え、性悪説をとなえることになる。性善説が真実である。人助けをすると、周囲より感謝されるから魂が強く働くことになる。月並祭に多勢の方がお詣りをするとなると、神は強く働き、御利益をたくさんくださるのである。

「『御光話要旨』神和会発行  ,岡田茂吉全集講話篇第五巻p477」 昭和26年09月08日