御伺い 本年三一歳になりますが、二〇歳のとき盲腸を手術いたしました。昭和一六年に北支に嫁ぎました。翌一七年に肋膜にて、軍の病院に入院いたし、四〇日くらいで退院し、子供もできましたが、夫が召集のため本国に帰り生家におりました。一〇月に御光りをいただき御浄霊をさしていただいておりました。去年一〇月より大浄化をいただき、先生方に御浄霊をお願いして、良い方に向かいましたが、咳のために声が出ません。夫は戦死しており、病床に迎えに来ると申します。なにか霊的関係がございましょうか。八月中旬より足が浮腫み、食物は三度の都度一膳くらいいただいておりましたが、九月三日より浄霊を止めてほしいと言うので休ませていただきましたところ、四日より六日まで食事をいたしません。六日夜、父が御浄霊させていただきましたら、突然食事が欲しくなり、一膳食べ、七日の朝も食べ、六日の夜は良く休みました。御浄霊の箇所を御教示お願いいたします。
御垂示 霊的関係がないとは言いませんがね。夫に信仰がなくて、分からないと迎えに来るんです。しかし迎えに来ても、こっちに御守護があればなんともない。信仰が徹底しなければならない。フラフラしていてはいけない。この人は少しフラフラしているようだから、徹底しなければならない。絶対に神様におすがりして……というのでなければ……そうすれば、迎えに来ても諦めて止めますよ。邪神に憑かれるとか、霊にどうかされるとかというのは、信仰が弱いからです。絶対の信仰なら先が諦めてしまう。霊というのは隙を狙うんですからね。絶対の信仰なら隙がないから、先が諦める。だから、この人はできるだけ御神書を読むんです。そうするとだんだん分かってきて、信仰が厚くなる。浄霊は背中から横腹ですね。背中を押してみて痛い所があれば、そこに固まりがあり、そこから熱が出る。盲腸のほうは、お腹から右のほうの股にかけて、それから盲腸の後ろにかけて……そこを触ってみれば熱いから、そこをやれば治りますよ。