昭和二十六年九月五日 『御垂示録』二号 (12)

-最近豊橋地方で疫痢が発生し、特に信者に多いようです。六つになる子供が浄霊いただいて死にまして、村人から信仰をしていて死人を出してはいけないと騒がれました。次に赤ん坊を懸命に浄霊いたしますと、熱が下がりました。すると出歩いたことのない一〇になる女の子が、行きたいと言うので連れてまいりました。赤ん坊が治り、その女の子を浄霊し始めますと、泣き出します。

 なんで浄霊したんです。病気でないとき浄霊してはいけません。
  

〔 質問者 〕常に食欲が進まないで、梅酢とシソばかり食べており、胃が悪いと言うんです。

 それを治すために浄霊したのか、それを言えばいいんです。
  

〔 質問者 〕どうして泣いたと言うと、とにかく泣きたくて泣いたと言うんです。すると、ひどい熱が出たんです。四〇度以上あり、浄霊すると吐く液が梅酢のような色をし、中に汚い黒いものが入っていました。同時に便にも黒いものを出し、最後には引きつけるようになり、医者に診せますと、これは疫痢の症状だから気をつけなさいと言われました。私の知り合いの医者でございます。それで、浄霊していると症状がおかしいので医者に預け、注射をしました。そして死んだのです。

 注射しているんでしょう。それで死んだのです。
  

〔 質問者 〕村では騒いでおりますが。

 おかしいですね。仮にメシヤ教で疫痢で死ぬね。すると、いけないと言う。医者がやるとみんな治って、メシヤ教でやると死ぬと言うなら、いけないと言えるがね。先に、医者に行って疫痢と言うと、留守だと言う。疫痢を一カ月に四十何人かやったが、全部死んだ。それで疫痢はやらないということにしているんです。電話がかかってきて、どういう症状ですかと聞いて、アクビをしていると言うと、それじゃ疫痢だ。今日は遠くに行ってますから、今日はお帰りにならないでしょうと言う。そういう医者がありました。
  

〔 質問者 〕医者万能ですから、どうしても医者にかけてくれと言いますので。

 そういうのは、先方が言う通りにして、先方が頼みたいと言うときだけやってやるんです。どうしても、時期が来なければならない。早いんだね。

「『御垂示録』二号、岡田茂吉全集講話篇第四巻」 昭和26年09月05日