昭和二十六年九月一日 『御教え集』二号 (2)

御伺い 昭和二六年五月八日入信させていただきました者でございます。入信以前、昭和二五年九月ごろより婦人病(医師の診断により)卵巣膿腫と診断されさっそく入院手続きをいたし、卵巣、子宮および盲腸をも取られ、約一カ月間入院しておりました。その後小康を得て退院いたし自宅において静養しておりましたが、思うように良くならず困りおりましたところ、近所の信者様よりありがたき御救いのお話をうけたまわり、さっそく教会にて御浄霊をいただきお蔭様にて楽にさせていただきました。その後娘が御守り様を拝受させていただき、次に主人も私も拝受。御神体および御屏風観音様も奉斎させていただき、一意御浄霊を続け、おすがりいたしております。現在の御浄化の状態は下り物が激しく腹痛が起き、また尿道もともに痛み、排尿時の折は特に激痛を感じますゆえに思うように排尿もできず、常に残りおるような感じがいたしております。またときどき下痢をいたし、粘液が多量に出てそうとうに苦痛が伴います。なお右側下腹部に卵大くらいの固結ができております。それが解けるたびに、また苦痛がございますが、だんだんと快方に向かいつつあります。このままの御浄霊でよろしゅうございましょうか。

御垂示 これはやはり早いと良かったんです。取っちゃったのはしようがない。いまのいろんな症状ですが、これは手術したためです。消毒薬ですね。消毒薬がしみ込んで、それが出るんですよ。消毒薬というのは非常に恐ろしいものでね。手術した人は必ず、そうとうひどい痛みがあります。排膿時の激痛……これもそうです。下り物が激しく……これもそうです。腹痛……これもそうです。全部そのためです。だから、それが出るだけ出れば治るので、手術をした所を中心に浄霊すれば、だんだん薬毒が出て治りますから、別に心配はないが、それまでの苦痛ですね……それはしかたがない。しかしだんだん減るに従って苦痛は減ってきますから、もう一息我慢する。それより他にしようがない。

 卵巣を取ったのは。

御伺い 両方でございます。子宮筋腫のように思われますが。

御垂示 まあー筋腫でしょうね。やっぱり毒の固まりですから、気長にやれば治ります。

御伺い 下り物はときどき色が違います。

御垂示 それは薬だからです。いろんな薬があるからで、その中に血が混じるし、膿が入るし、薬にもいろいろありますから、いろんな色があるほど、かえっていいわけですね。医学の犠牲者ですね。どうもしかたがないですね。

「『御教え集』二号、岡田茂吉全集講話篇第四巻」 昭和26年09月01日