〔 質問者 〕美術館のことでございますが、今日の御論文で、美術館ができあがったら完成になると言うことでございました。いつか、その資金には今度山から金が出ると言うので考えさせていただきましたが、もし山から出させていただきますと……われわれはふだん、そういう御奉仕をさせていただく他に、なにによって御魂磨きと申しますか……磨かせていただけると考えておりますが、その方法がなくなるのでございます。そういうことで御奉仕をさせていただくのが、一番だと考えておりますが。
【 明主様 】山から出ますよ。じき出ると思っているだろうが……必ず出ますよ。やっぱり、いろんな準備やなにかで、そうとうかかる。やはり熱海のときと思います。ここじゃない。ここはわずかで建築ができますから。
〔 質問者 〕天国の型のときに本物が出るはずがないと思いまして。
【 明主様 】本物というのは世界全体です。だから、世界に型をこしらえるだけで一〇〇億の金がいる。世界の型ですよ。
〔 質問者 〕やはり、できあがりますには、悪魔のほうで困るので……どうにもならないようになるので、いろんな妨害があると思いますが。
【 明主様 】そりゃあります。それがなければいまごろは日本一の宗教になっているからね。悪魔のほうではたいへんなことだからね。
「『御垂示録』二号、岡田茂吉全集講話篇第四巻」 昭和26年09月01日