御伺い 私は一二年前胃が悪くエデー薬を服み、または温泉に行き一日数十回入浴したるときに、突然腹の左右より神経痛のごとく急に咽喉に昇り、そのためか咽喉が急に圧迫し呼吸が止まるような感じで、医師に神経痛の注射をしてもらいよほど良くなって家に帰りました。なおアンマさんに咽喉の真ん中に針をしてもらったら、また先のごとく悪くなり、その後各医師に診療を受け、六百六号をうってもらい、格別に良くもならず病名を与えず、常に咽喉圧迫し熱食を口に入ること好まず、二四年の五月から御浄霊をいただき二五年五月に入信し、ただいまはよほど良くなりましたが、まだ咽喉が圧迫し物忘れがちです。今後御浄霊の箇所を謹んでお伺い申し上げます。
御垂示 病名を与えず……よくあるね。病名が分からない。せめて病名だけをいただきたいと言う人があります。病名をもらっても、しようがないですよ。病名をもらうと治るかというと、治ることとは関係がありませんよ。あれは、治らないから、せめて病名だけでも知りたいと言うのですね。最近の新聞に癌の原因を発見するとか、発見するのに進歩したとか書いてあるが、よしんば、発見されてもしようがない。病人は、原因が発見されるために来ているんじゃなくて、治してもらいたいためですからね。医学では原因を発見してから治すと言うが、われわれのほうから言うと馬鹿馬鹿しいんですが、こういう浄霊を知らないとしたらしかたがないですね。心臓の手術とかいろんなことを言っているが、かわいそうなくらいですね。咽喉が圧迫し……というのは咽喉のまわりに毒が溜まって、そうして固まるんです。この毒が……頭の毒ですね……溶けて肺にいくから、咽喉にもいく。これが多いのです。たぶんこの人もそうでしょう。だから頭から延髄付近ですね。治ります。たいしたことはない。物忘れがち……というのが、頭に毒のある人ですね。これは頭です。