昭和二十六年八月二十八日 『御教え集』一号 (5)

御伺い 私は昭和二五年ごろより食欲減退、便秘、口がにがく、医者の診断は十二指腸潰瘍とのこと、医療売薬を服用し良くならず、七月一五日より御浄霊をいただき八月一八日に入信いたしました。現在は食欲もあり便通もよく、ただ口のニガミと腹部、お臍の周囲に凝りがあります。母親と兄が胃癌にて死亡いたしています。霊的関係がありましょうか。謹んでお伺い申し上げます。

御垂示 霊的関係じゃないですね。遺伝ですね。よく言うが、代々の遺伝性があるんですね。この人はそういうわけですね。朝顔だって赤い花が咲く種を播くと、赤い花が咲きますが、それと同じで、体質も遺伝してきます。癌とか胃癌とか中風とか、そうですね。霊的関係じゃないんです。気長にやれば治りますよ。できるだけ背中のほうをやるんですね。臍の後ろのほうです。そうすれば大丈夫です。

「『御教え集』一号、岡田茂吉全集講話篇第四巻」 昭和26年08月28日