昭和二十六年八月二十五日 『御教え集』一号 (4)

御伺い S・T(一年八カ月)、生まれつき音痴にて、大きな音はときどき聞こえるようでございますがものを言いません。延髄および耳下腺が腫れあがっております。父親は馬車引きの親方ですが霊的でございましょうか。御浄霊の箇所を御教示くださいませ。

御垂示 S・Tというのは名前が悪い。人間の名前には「大」の字を、決してつけちゃいけない。「大」の字は一番位が高い名前です。一人と書くからね。国としては天皇になり、神様としては一番最高になる。だから良過ぎるんです。ですから「大」の字をつけると必ず悪くなる。延髄および耳下腺が……これは霊的の場合もあります。前の世で、ここ(頸部)が腫れるんです。ここ(頸部)を打って死んだ。それがまだ霊界で治らないんですが、どっちみちここ(頸部)を浄霊すれば治ります。おまけに赤ん坊だから治りが悪いです。ここを妨げるのでものが言えないし、こういうのは完全には溶かされないが、ある程度は治りますね。

 さっそく、名前を変えるんですね。「大」の字でない名前ならいいです。これは「シテ」と読むんですか。四つの手か……獣なら四つの足だが……他の名前ならいいですね。ふつうの名前にね。

「『御教え集』一号、岡田茂吉全集講話篇第四巻」 昭和26年08月25日