昭和二十六年八月十八日 『御教え集』一号 (6)

御伺い 私の家は私始め一家七名入信の栄に浴し、御神体を奉斎、数々の御神徳をいただき歓喜敬神の誠を捧げております折、昨年三月入信の四女H(一九歳)が本年三月ごろより全身に微熱、倦怠、苦痛を覚え旬日にして大浄化、発作を起しましたが御守護により一命を取り止めることができました。御守護御礼申し上げます。

 娘Hの病状は腰骨カリエスのごとき症状で脳天、延髄、脊髄の浄化激しく腹部の痛みがこれに次ぎます。チョイチョイある腹、胸の痛みは前記の場所の浄霊でよく治ります。脳天の痛む所はブヨブヨになっており、左延髄よりやや下がった所には小豆くらいの毒結あり、そこと延髄の近くの頭蓋骨のへりが最もよく発熱します。背中は筋肉が高く盛り上がって脊髄も非常に彎曲しておりましたが、このたびの御浄化で背中の形はスッカリ良くならせていただきました。

 一四日より一五日にかけて下腹部から喉に冷たい玉のようなものが上がってきて締めつけるような苦痛がございました。その折、伯母その他多勢の霊が仏壇から救いを求めるごとく出てまいり、振り離そうともがくうち、明主様の御姿が浮かび指で胸の辺りを指されたところ急に楽になってまいりました。それまでいろいろ支障あって屏風観音様をお祀りできませんでしたが、家内一同協議のうえお祀りいたしましたところ、すっかり霊的な苦痛はなくなりました。現在のところ食欲少なくだいぶ衰弱しており苦痛の程度は一進一退でございます。

 信仰上また浄霊のうえで注意すべき点御教えのほどお願い申し上げます。

御垂示 これは屏風観音様をお祭りしないので祖霊さんが催促したんです。それだけ(種々の症状)の後ですからね。食欲は少ないし、衰弱するのはしかたがないですね。腰骨カリエスですね。そうとうありますからね。これは、やっぱり祖先のメグリが、これで取れるんだから結構だ。

 祖先も祭ってもらいたいし、それをお願いするという意味もありますね。ここ(前頭部)からこう(後頭部)行く……いつか本にも書いたが。脳天にもいくらか固まっている。冷たい玉のようなものが……これは霊です。この人に憑いている霊ですね。お祀りいたしましたところ、霊的な苦痛はなくなりました……これも解決ついた。これは苦痛の所、そこだけ浄霊する。

「『御教え集』一号、岡田茂吉全集講話篇第四巻」 昭和26年08月18日