昭和二十六年八月十八日 『御教え集』一号 (4)

御伺い 昭和二四年七月入信のS・S(二一歳)と申す信者でございますが昭和二四年四月勤務先の税務署にて健康診断を受けましたところ、肺浸潤との診断を受けました。以来医者にかかりその間ストレプトマイシン五本のほか、種々注射を受けましたが良くならず焦っておりましたとき、お道の話を聞き一〇日間御浄霊をいただきましてより楽にさせていただき入信し、勤務先にも間もなく復職をいたしまして感謝の日々を送っておりましたところが、その後だんだんと御浄化をいただき、本年五月勤務先より休養をするよう申し渡されてもっか家庭にて休養いたしておりますが、医療は受けておりません。今日ではしだいに衰弱いたし食欲もなくなりました。

 本人は生後三〇日目ごろより皮膚が荒れはじめなかなか治らず、現在に至るまで全身的に露出部を除いて、黒色鱗状の膚になって拡がり、御浄霊をうけるようになってからは逆に露出部まで延びてきております。

 なお本人の弟にも同様の症状があると申します(弟は健康)。

 二六年七月御神体御奉斎、御屏風観音様御奉斎さしていただき、本人はただいま御神前で休ませていただいております。

 結核の御浄化ならびに右の鱗状皮膚が現在御浄霊によって拡大しております点につき御開示お願い申し上げます。

御垂示 これは、つまり龍神の生まれ変わりなんだな。鱗状に露出するというのは、そういうわけです。これは出るだけ出れば良いです。出るのは結構です。出るだけ出れば、それからだんだん消えて行きます。この点は別に心配ない。ただ、結核ですね。肺浸潤というのは、これは良くなってから……再浄化ですね。たいてい、再浄化が起る。再浄化というのは、薬毒の浄化なんだから、そこで急らずに気長にするつもりで浄霊もあんまりたびたびやらないで、痛いとか苦しいとかというとき……ときどきやるようにする。後はしないで、要するに浄化が強すぎるわけですからね。それで、熱が出て食欲が減って衰弱してくるというわけです。浄化を長くのばすのです。借金なら月賦で返すというのです。そうすれば大丈夫です。肺病のときはそうですが、他の病気はそうではない。他の病気は、するほど良いんですから。結核の再浄化をそういうふうにするんです。どっちも……鱗状も結核のほうも気長に何年経っても良いというつもりでやる。そうすると治るには治ります。

「『御教え集』一号、岡田茂吉全集講話篇第四巻」 昭和26年08月18日