御伺い T・M(長男)と申す二四歳の信者でございますが、一八歳のときある夜突然ひきつけを起しまして以来月に一度ないし三カ月に一度くらいの割で起しておりました(症状は手足をバタつかせ呼吸困難となります)。
一年ほど前からこの発作はだいぶ遠のいてまいりましたが、今度は後頭部の頭痛と不眠が続き、物が二重に見え、視力が衰えてまいり、終に眼球が右と左に開いてまいりました。
医者も原因不明と申し手術の寸前御浄霊をいただくようになり、病勢好転、眼球の開き方はだいぶよくなりました。その間、水を昼夜非常に飲みたがり、薬罐を枕頭に置いて飲みましたが、これも順調によくしていただきました。家族は祖母を除いてみんな入信し、たいへん熱心にお導きもいたしております。本人も進んで他人の御浄霊をいたしておりますが、この六月ごろより、なんとなく元気がなくなり衰弱してまいりました。以前はさほど口数は多くない方でしたが、非常によくしゃべるようになり人を笑わせます。また歩くときは酒飲みのようにフラフラいたします。苦痛はあまりなく食事は進みません。この家は代々中気で倒れる人が多く、また祖母の代にその父と兄が海岸で水死しております。他の家事のことは非常に御守護いただいておりまして熱心に信仰いたしておりますが、長男だけが右のような状態でございます。
右につき御教えを賜りたくお願い申し上げます。
御垂示 これは祟ってる霊があるんですね。その解決がつかなければいけないんですがね。手足をバタつかせ呼吸困難となります……こういう症状はみんな死霊ですからね。死んだときの症状をあらわす。癲癇ですね。
この発作はだいぶ遠のいてまいりました……霊が救われてきた。物が二重に見えるのは乱視ですね。ここ(後頭部)に毒が固まったためですね。これはだんだん良くなってきます。霊もだいぶ救われてきましたね。水を飲みたがるのは龍神と思って良い。いろいろとここの家の霊的の障りがあるのがだんだん取れていく。龍神というが、やはり祖先の霊です。それが救われたいので憑っていく。しゃべるのは、これは霊の性質による。フラフラする……これは蛇の霊が憑るとこういうことがあります。中風で倒れたとか海岸で水死したという霊とは違います。気長にやっていればだんだん治ります。なるたけ御神書を読むように……日限の問題ですからね。気長にやっていれば治ります。
御伺い 四〇年前に木を切り、そのため、子供が死んだということがあったんですが。
御垂示 それとは違います。それは木龍ですからね。これは水に住んでいた龍神ですからね。木龍ではないですね。木龍が祟ると、耳が聞えないとか口がきけないというのが木龍ですからね。これはそうではない。